どうも~。藤井です。
最近、Facebookで『ブログを更新しました』という
記事を載せるようになってから、このブログに
立ち寄ってくださる方が増えているみたいです。
感謝感謝ですね~。

さて、今回紹介する『英語を上手く話すようになるためのコツ』は

日本語でのコミュニケーション能力を向上させる

というものです!
「え?コミュ力の向上?
何当たり前のことを言っているの?しかも日本語?」
と思われるかもしれませんが・・・・なぜこのようなことを
言うのか簡単に説明していきますね!

実は、私は1対1での英会話レッスンを某大学で
行なっているのですが、学生から

「初対面の方と英語で話す時、
何を話していいのか分からなくなる。
英語で話す時に何かコツなどはありますか?」

という質問をよく受けます。
「確かに、英語で話すとなると緊張しちゃうから
何を話していいか分からなくなるんだよね~。」と
多くの方が共感されると思うのですが・・・
本当に『ただ英語ができないから』このような問題が
起きるのでしょうか?

私は違うと思います。
私の経験から言いますと
『初対面の方と英語で話すのが苦手』という方は
日本語でも、初対面の方と話すのが苦手』であることが
多いです。そして、残念なことに

多くの日本人 = 初対面の人と話をするのが苦手

だと私は思います。少し例を出しましょう。

毎年、私は授業の初日に、グループワークをさせます。
お互い誰も知らないなか、各グループ
4~5人に分けて、グループワークを
させるのですが、この時に「まずは、日本語でいいので、
簡単に自己紹介をしてください。しかし、
あまり時間もさけないので5分間だけですよ。」と説明し、
自己紹介を始めさせるのですが・・・どうなると思いますか?

ほとんどの場合、なんと、2分ぐらいで、
話し声がなくなり、教室が不気味なぐらい
静かになってしまうのです(笑)。これは、面白いですよ~。
話していいと言っているのに、全く話しをしない。
なぜこのようなことが起きるのか?
この理由は、

だいたいの生徒は、自分の名前と出身地を言って終わっしまうから

です。これなら、いくら4~5人いようが、2分もあれば
終わってしまいますよね?しかし、なぜ相手に質問をしたりして
会話を膨らませることができないのでしょう?
確かに『ただ話したくない』というのもあるかもしれませんが、
私が観察している限り

最近の学生は明らかに初対面の人と話す
コミュニケーション能力が低いです。

別に『グループで現在の世界情勢について
議論してください』と言っているわけではないのに、
なぜできないのでしょう?

私が気づいた問題点は、主に5点。

①その場で得た情報を基に、質問を瞬時に考える力を持っていない
②一言では答えられない質問をしない。
③『自分の意見』や『自分のこと』を会話に入れるのが苦手。
④相手に興味を示さない。
⑤質問をされても、質問の答え方が下手。

それでは、ちょっと噛み砕いてお話をしていきましょう。

①その場で得た情報を基に、質問を瞬時に考える力を持っていない
みなさんも分かると思いますが
その場で相手から得た情報を基に、質問を考えるというのは
実はけっこう難しいものです。例えば、相手の出身地を
聞き、自分が全く知らない場所だった場合(例えば自分の出身が
『山形』で相手の出身地が『鳥取』だった場合)
あなたは何て返事をしますか?
「あ、そうなんだ~。へ~。ふ~ん。」とか言って
終わっていませんか?これが問題なのです(笑)。
では、どうすればよいのか?
それは

自分がコメントをしたあとで、
相手に質問をすればよいのです!

会話はキャッチボールと言いますね?
自分がボールを受けたら(話をパスされたら)、それを
返さないといけません(相手に話を振らないといけません)。
例えば先ほどの『鳥取と山形』の例でしたら
「あ、そうなんだ。鳥取には何があるの?ごめんね、
私は出身が山形だから、あまり知らなくて。」とかいうのは
ありですよね。そして、相手が「田舎だよ。田んぼばっかで。」とか
答えたら

A: 「うちもそうだよ!田舎で。この間、やっと
   コンビニが歩いて15分ぐらいのところにできたんだ。」
B: 「え?コンビニで歩いて15分?全然コンビニエンスじゃないね(笑)。」

などと会話が広がっていきますよね?
これが重要なのです!
しかし、これがなかなかできない(泣)。
なぜできないのでしょう?

おそらく、日本の学校教育では、このような教育は
全く行わないからだと思います。授業では
生徒同士の会話は、ほとんどない。卒業するまでに
同じクラスにいながら、一度も口をきいたことがないと
いう生徒までいるぐらいですから、本当に驚きです。
そして、その代償が「コミュニケーション能力の無い
日本人」を生み出しているのだと思います。

しかし、今からでも十分コミュニケーション能力は
養えると思います!では、どうすれば養えるのか?
それは、

ひたすら、いろいろな人と話す

という方法がベストだと思います。そして、

その場で得た情報から質問を考える

という練習を日ごろから行なうことが
重要だと思います。雑談でもかまいません。
日頃の何気ない会話からでも、この練習はできます。
例えば、友だちと話していて
「昨日は買い物に行った」と言われたら

①どこに行ったの?
②何を買ったの?
③いくらだったの?
④お客さんはたくさんいた?
⑤いっつもどの店にいくの?
⑥お気に入りのお店は?
⑦だいたい買い物ではどれくらいお金を使うの?
⑧今まで買った中で一番高かった買い物は?

など、できる限りたくさんの質問を考えてください。
これができるようになりますと、会話が
かなりできるようになると思います!

私の場合、日頃から

今得た情報から、最低でも5個の質問を考える

という練習を行なっています。特に私の場合は、
誰でも来られる1対1の英会話レッスンを大学で
行なっているため、常にその場で得た情報から
いろいろな質問を考えるようにしています。
例えば、「サッカーが好き」と言えば

<サッカーが好きな学生に対しての質問>
①好きなサッカーチームは?何でそこが好きなの?
②好きな選手は?
③代表戦はよく見るの?
④Jリーグとヨーロッパのサッカーはどっちが好き?何で?
⑤今まで、観戦しに行ったことはある?

などです。みなさんも、是非挑戦してみてくださいね!

② 一言では、答えられない質問をしない
英語に限らず、日本語でもそうだと思いますが、

一言では答えられない質問をすることは
会話を上手く続けるポイント

だと私は思います。そこで登場するのが、

『何?(What?)』
『なぜ?(Why?)』
『どんな?(How?)』

といった質問です。

例えば、『出身地』の話をしていた場合

A: 「出身地は宮城です。」

B: 「あ、そうなんだ。宮城のどこら辺?」

A: 「仙台です。」

B: 「あ、そうなんだ。へ~。ふ~ん・・・」

となってしまうと、会話が途切れてしまうので

A: 「出身地は宮城です。」

B: 「宮城には何があるの?」
   「今は何処に住んでいるの?なんでそこにしたの?」
   「宮城は、どんなところ?」

といった『相手が一言では答えられない質問』をすることで
会話を続けることができると思います。なるべく、相手の
言葉を引き出すことがポイントです!

③『自分の意見』や『自分のこと』を会話に入れるのが苦手。
また、会話を膨らませるには
少しは自分の意見や、自分のことを会話に
入れていくことも重要だと思います。
(もちろん言い過ぎは相手を怒らせてしまうかもしれませんので
危険ですが(笑))
なぜなら、

相手にも自分に対する質問を考えさせる
情報を与えないといけないから

です。例えば、相手の趣味を聞き、
「サッカーが好き」と言えば、その後に

A: 「あ、そうなの。サッカーはどのチームが好きなの?」

B: 「マリノス」

A: 「ええ?アントラーズは?
   俺はアントラーズが好きなんだよ。だって・・・」

B: 「アントラーズの誰が好きなの?」

A: 「え?サッカーが好きなの?じゃあ、スポーツが好きなの?」

B: 「そうだね。」

A: 「本当に?じゃあ、バスケとかは興味ない?
   俺は、バスケするんだけどさ~・・・」

B: 「プロの試合とか見に行ったことはあるの?」

など、自分の意見や自分のことを入れていくことで、
相手に自分に関しての質問を考えさせる
情報を与えることができます。
逆に、自分のことを何も言わないと

A: 「サッカーが好き。」

B: 「へ~。そうなんだ~。部活には入っているの?」

A: 「うん。」

B: 「ポジションは?」

A: 「フォワード。」

というように、ものすごく味気ない会話になってしまいます(笑)。
あまり、自己主張をし過ぎて相手に話させないというのは
アウトですが、少しは自分のことを話し、
相手にも質問を考えてもらいながら、
会話のキャッチボールを行なっていきましょう!

おっと・・・気づけばまた長々と書いていますね・・・
まだまだ続きそうなので、今回はこれくらいで
お終いにしておきますね(笑)

それでは、次回はこの続きを~。

Thank you as always!

Takuya