今回は、ちょっとしたコラムのご紹介。
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【教えるのが上手な親の意外な共通点】
教えない、気づかせる
日常生活や仕事中、ふとした瞬間に何かいいアイデアが突然ひらめくこと、たまにありませんか。クイズ番組で確信的な答えを思いつくこともあるかもしれません。その瞬間の気持ちを思い出してください。もしも、そのアイデアや答えを誰かから教えられたとしたら、自分の頭の中にひらめいたときの快感と感動は得られないでしょう。
子どもが何かを学ぶときも同じです。自分で答えの出し方をひらめいたとき、答えがわかったときに大きな喜びが得られます。熱心すぎる教育ママは我が子に勉強を一所懸命に教えようとするあまり、解き方や答えをすぐに教えてしまいがちです。これでは学ぶ一番の楽しみを奪いかねません。子どもは勉強嫌いになり、親はその姿にイライラする。そうなると子どもをうまく導くことは困難になります。親子の関係は「車間距離」と同じで、近くなりすぎると衝突してしまいます。教えるのがうまい親は、子どもが答えを出せなくて悩んでいるとき、イラつくことなく見守ります。子どもが答えを出せなくて諦めそうになっても、答えは教えません。答えを教える代わりにヒントを与えるのです。
(中略)
身近なもので試させてみる、一緒に楽しむ
子どもは目に見えない物事を理解することが苦手です。たとえば、3分の1が4分の1よりも大きい数であることを、すぐに理解できるのは算数が得意な子どもだけです。
(中略)
ではどうすればよいか。教えるのがうまい親は、学習する内容を具体的な日常生活にあてはまるところを探して、一緒に楽しみながら試しています。この姿勢が子どもの知識を定着させ、知的好奇心を引き出すのです。
(中略)
子どもには実感が得られない、社会科の公民分野なども、たとえば今晩のメニューの候補を挙げ、家族で1票ずつ投票することで、「選挙」の仮体験をする。そんなゲーム感覚を日常に取り入れると、子どもは勉強するのが楽しいことだということがわかってきます。
(msn より)
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私はこの記事が言っていることは正しいと思いますかね。
親が子供に何かを教える時は、
「全て教えてしまう」のではなく、
「ある程度、自分で考えさせる」というのは、非常に大事です。
そのため、親は何でも口うるさく言うのではなく
子供をそっと見守るのが良いと思います。
また「学習」と「日常」をつなげるというのも
非常に重要だと思います。脳科学者の瀧靖之氏によりますと
「バーチャルな知識(図鑑などで得られる知識)」と
「リアルな体験」を結びつけると
脳の成長が促進されるそうです。
この理論は「教室で学ぶ知識」と「日常での経験」でも
同じことが言えるでしょう。
そのため(記事で紹介されております)
「選挙」と「夕飯のメニュー」などは、非常に有効な
学習方法だと思います。
そして、私から、もう2つ。
①子供が「間違えても良い」「失敗は成功のもと」と
思える環境を作ること。
②この世には「正解のない問題」と
「正解が2つ以上ある問題」が山のようにある
ということをしっかり認識させること。
この2つを付け加えさせてください。
これらは、日本の学校環境ではなかなか実現しにくい
もののため、いかに「学校外」で教えるかが
カギになるでしょう。つい先日、ある小学5年生の男の子が
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算数の授業中に、手を挙げて
自分が思う答えを言ったんだけど、間違っていて
そしたら先生に
「正解を知らないなら発言しないで」って言われた
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と言っていました。これは非常に残念です。
こういう教育を行うから「間違いが許されない」
「正しい答えしか認められない」と子供たちは
思ってしまうのだと思います。私は、そういう
「授業中に勇気を振り絞って発言した生徒さんたち」
に伝えたい。
間違えてもいいんです!むしろ、正解した時より
間違えた時の方がより多くのことを学べたりします。
君の勇気は、すばらしい!その勇気を周りは
潰そうとすると思うけど、できたら持ち続けてください!
と。
また、日本の教育は、まだまだ「はっきり正解が分かる問題」
「正解が1つしかない問題」ばかりを解かせている
印象があります。世の中「はっきり正解が分かる問題」ばかりなら
こんな複雑な世界にはなっていないでしょう。
政策の問題、外交の問題、教育の問題、
宗教の問題、LGBTの問題、などなど
正解があるのなら教えてもらいたいぐらいです!
こういうことも、親が子に教えることができれば