どうも~。藤井です。気がつけば、最後に
アップしてから20日あまり・・・
今年の目標の一つでもあります
「ブログを定期的にアップする」というのが
いかに難しいかを実感している今日この頃です。
有言実行ができていません。申し訳ないです。
おそらくタイムマネージメントが
下手だからブログが書けないのでしょう・・・
まあ、「ブログを書く」というところから
「自分が今まで気づかなかったことに気づけた」というのは
良かったのかな(とあくまでポジティブ(笑))

さてさて、今回のトピックは

どうしたら現在の日本人の大学生が
留学に行きたいと考えるようになるのか?

「大学教員」という立場から考えれば

どのようなプログラムやカリキュラムを大学で行えば
学生は留学に行きたいと考えるようになるか?

というものです。これは、非常に難しいですよね。
結論を先に言ってしまいますと、

おそらくこの質問に対する答えはまだ見つかっていない

のだと思います。もし答えが見つかっているのであれば、
もうすでに様々な大学で実施されているはずですから。
また、現在、大学だけでなく
(以前にもお話した通り)文科省までもが
けっこうな額の予算をつけて留学生を
増やそうと考えているところを見ると・・・
この分野の研究を更に増やす必要がありそうです。

正直、私もこの質問の答えは何なのか分かりません。
もし、知っている方がいるのであれば
是非教えていただきたいものです。
考え方というものは、時代と共に変化するものなので
「普遍的な答え」というものは
存在しないのかも知れませんが
少なくても「現大学社会において
ある程度どの大学でも当てはまる
実現可能な答え(理想論ではなく)」
というのがあるのであれば知りたいですね~。
「うちの大学ではこうしたら留学生が倍増した」
「この大学ではこういう取り組みをしたら
留学生が増えた」などご存知な方がいらっしゃいましたら
是非ご連絡ください。よろしくお願いします m(_ _)m

と言い訳もできたので、本題に。
「じゃあ、藤井だったら留学生を増やすために
どういうことを考えるんだ?」
といったところですね。
実は、私も権力や予算があれば
いろいろと行ってみたいことはあるのですが・・・
このブログにせっかく来てくださった方々に
「藤井のブログは長すぎて読む気になれん!」と
感じないでいただきたいため、
今回は1つだけ紹介していきたいと思います。

私の答えのコアの部分は、ずばり

外国の人・文化にふれさせる
(興味を持たせる)教育を積極的に行う

というものです。日本の教育全体をもし
変える力が私にあるのなら、大学に入ってからでは
ちょっと遅すぎるため、幼い時から
外国の人だけでなく文化についても指導することが
重要かと思います。
例えば小学校で行われ始めた「英語教育」。
現在では、小学校でも英語の歌やALTによる
簡単な英会話を学ぶ授業などが実施されていますが
個人的な意見を述べさせてもらえば、

英語教育(言語教育)に当てる時間を、
もっと異文化教育を行う時間にあてるべき

だと思います。確かに文科省のホームページを見ますと、
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/gai.htm
小学校での外国語活動ついての「学習指導要領」の
「目標」のところには

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外国語を通じて、言語や文化について
体験的に理解を深め積極的に
コミュニケーションを図ろうとする態度の育成を図り,
外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,
コミュニケーション能力の素地を養う。
=========================
と「文化」についても書かれています。
しかし、文科省の別のページで「英語教育の現状」によりますと
「文化」についてはほとんど書かれておらず、
やはり英語の歌などを用いた
英語コミュニケーション指導に力を入れているみたいです。
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/004/siryo/06040519/002/002.htm

そもそも小学生は日本語でのコミュニケーションすら
あまり確立できていないのに
英語でコミュニケーション能力を
養うというのはナンセンスな気がします。
(私の経験上、大学生になっても日本語での
コミュニケーション能力の乏しい方も
かなり多いです・・・)
そのため、小学校での英語教育は
「歌」や「ゲーム」を通じて行う
「発音強化」だけで十分。
それ以外の英語教育に充てられている時間は
異文化を知る時間に
あてる方が効率が良い気がします。
小学校での英語時間は、6年生で
年間平均、13.7単位時間(1単位時間は45分)
(文科省のHPより)。
つまり、年間約14回しか授業を行わないのであれば、
私なら「発音強化の英語授業を7回」
そして「異文化理解のための授業を7回」
行いますかね。

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【かなりざっくりな指導案】
発音強化の英語授業=7回
1. 英語の挨拶を含んだ歌・ゲーム
2. 英語での自己紹介を含んだ歌・ゲーム
3. 野菜の名前を含んだ歌・ゲーム
4. 果物の名前を含んだ歌・ゲーム
5. 建物(学校・病院など)の名前を含んだ歌・ゲーム
6. 形容詞(大きい・小さい)を含んだ歌・ゲーム
7. “I like ~.” などの簡単なフレーズを含んだ歌・ゲーム

異文化理解の授業を年間7回
1. アジアについて
2. オセアニアについて
3. 北米について
4. 中南米について
5. ヨーロッパについて
6. アフリカについて
7. 中東について
(主な内容は、「日本と外国との生活、
習慣、行事などの違い」について。
日本の常識は他国の非常識というのを
クイズ形式で指導していく。
よくあるクイズ番組のように
クラスをチームに分けて
電子黒板を使ったり、プロジェクターを使ったりして
紹介していくような形)
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そして、こういうことを学ばせながら
海外に興味を持ってもらうということが
まず第一歩だと思います。

英語とは「学校で学ぶ科目の一つ」ではなく
「外国の人とコミュニケーションを取るための
ものであり、海外のことを知るためのツール」

という感覚を幼い時からつけさせるのが
重要だと思います。

そして、我々大学教員としては

このように英語指導法もあるということを
紹介しながら未来の教員たちを養成する

というのがポイントかと思います。
私の考えが100%正しいとは思っていません。
また、先ほども述べましたが、
時代によって「的確な教育」というものは
姿を変えます。そのため、強要ではなく
あくまで紹介をすることが
重要なのかと思います。
そして、そのためには

時間がある大学生の時に
留学に行くように促し、
海外の生活を経験することで
その知識を教育の場で役立てさせる

ように指導していく必要があるのかと
思います。

ん?あれ?結局、「どうしたら
今の大学生が留学に行くようになるのか?」
という最初のテーマに答えていない気が・・・orz
また長くなってしまったのでこれは、
次回・・・ですね(泣)。
あちゃ~。思ったことを書いていると
なかなか結論にたどり着けないですね・・・

いつも長いブログを読んでいただき
ありがとうございます!
それでは、また近いうちに~・・・I hope…..

Thank you for coming!

Takuya