(こちらは2016年4月2日にアップしたものです)

 

どうも~。藤井です。1週間ぐらい前に、
「私のブログにはいったい何名の方が
見に来てくださっているのかな~?」ということを
知るためにカウンターを設置したのですが・・・
上手く設置できない(泣)どうしても、縦向きになってしまう・・・
う~ん・・・なんとかならないものなのか・・・

しかし!!!!肝心なのは人数なのだ!!!
先ほど確認してみましたところ

カウンターが「690」となっていました~。

「おお~、すげ!!!マジか?」
と思ったのですが・・・・どうやら、これは
このサイト内でページを移動しても
カウンターが上がるシステムみたいですね orz
そのため、実際は5分の1ぐらい(つまり、120人ぐらい)ですかね。
しかし!!!それでも、120名の方が来てくださっているというのは

ありがたいことです!感謝感謝ですね!

 

さてさて。今回は、よくCMで見かける
スピードラーニング」という英語教材についてのお話を
していこうと思います。このスピードラーニングとは
少し値段は高いですが(全48巻=一番安いコースで約18万円
「聞き流すだけで、英語が上達する」
という魔法のような英語教材で、
プロゴルファーの石川遼選手が使っているので
有名ですね。実は、私も3年ぐらい前に
こちらの商品を少しだけ使ってみたことがあります。
もしかしますと今は内容が変わってしまったのかもしれませんが
私が使用したものには「CD」

「CDで登場するスクリプトが書いてある本
(文法などの解説はなし)」があり

 

(1) CDを聞く(聞き流す)
(2) 必要であれば、本のスクリプトを見る

 

というものでした。当時、

私も「値段は高いけど、これで英語が話せるようになったら
楽だろうな~」と思った記憶があります。

しかし、多くの方が思うのはスピードラーニングって

本当に効果があるの?

という点だと思います。当然ですが、

スピードラーニングのホームページには
「聞き流すだけでいいなんてウソだ!
と思っていた田中さんも英会話ができた」
「まさか本当に聞き流すだけでいいとは思わなかった!」
などなど基本的にポジティブなコメントしかありません。
しかし、インターネットの書き込みなどを見ていると
「話せるようになるわけがない」
「高いのに全然英語が話せるようにならない。騙された」
などなど、ネガティブのコメントもあり、
賛否両論です。大学で英語の教員をしていますと
「スピードラーニングってよくテレビで見ますけど、
あれは本当に役に立つのですか?」という質問をよく受けます。
そこで今回は、「一人の英語教員」として
私の意見を簡単にお話をしていこうと思います。

 

まず、私の結論は

 

スピードラーニングは全く効果がない
英語教材というわけではない

 

とうものです。しかし基礎がしっかりできている方の

ための補助教材

(これだけで英語が話せるようになるものではない)。

ではあると思います。違う言葉で言えば、

「中学英語(可能であれば高校英語まで)が
ちゃんと理解できている方」向けの補助教材

だと私は感じました。その理由は、

(1) 文法や単語の解説がないから
(2) 「聞く」はできても「話す」ができないから

 

です。根本的なお話からさせていただきますと
私が思うに、英語を話すのに必要なのは
以下の3つだと考えています。

 

(1) 文法力(中学レベル程度)
(2) 単語力(中学レベル程度)
(3) 慣れ
     a. 相手の言っていることを瞬時に理解する力
     b. 自分の言いたいことを瞬時に組み立てる力

 

この3つさえ抑えておけば、

ある程度は英語が話せるようになると考えています。

 

(1) &(2) に関しましては、私以外にも

 

中学英語だけで十分話せる
英会話の9割は中学英語で通用する

 

と主張されている方も多数いらっしゃいますので、
正直、そこまで見当外れのことは言っていないと思います。
実際、私が会話で使う表現は、
(意外かもしれませんが)中学生の時に学ぶものばかりです。
「藤井君は、英語が上手」と言われることもありますが、
そこまで複雑なことは言っていません。
言っていることを全て書き出してみると、
おそらく「英語が少し得意な方」なら、

苦労せず理解できる内容だと思います。

しかし、「慣れ」が圧倒的に足りない!!
英語を全く話さないでも生活ができてしまう日本という国では
これが問題となっているのです。

多くの日本人は英語が話せないのは、

この「慣れ」が足りないからだと私は思っています。
この「慣れ」には

 

(1) 瞬時に英文を作る瞬発力
(2) 英語で言われたことを英語で理解する力(リスニング力)
(3) 英語での表現方法力

  (例えば「英語では抽象的な表現は避ける」など)

 

といったものが含まれます。

 

(1) の瞬発力は、「使いたい「文法」「時制」「単語」などを

瞬時に思いつく力」。(2) のリスニング力は、例えば

「desk = 机 = 勉強する時に使うテーブルみたいなもの」
と考えるのではなく

「desk = 勉強する時に使うテーブルみたいなもの」
と「日本語に訳すステップを飛ばす能力」を指します。
そして、(3) は主にワードチョイスです。例えば、

私が日本でよく見たり聞いたりするのは

“fresh”(新鮮)という言葉です。
私が指導している多くの大学生は
何か新しいことを経験した際
「新鮮な経験 = “fresh experience” 」と表現します。
しかし、”fresh experience” というフレーズを
ネイティブが使っているところを

私は見たことも聞いたこともありません。
もしかすると、

使わないことはない表現なのかもしれませんが

あまり的確な表現ではないだとは思います。

この理由はおそらく、英語とは

抽象的な表現を比較的避ける言語だから

でしょう。例えば、先ほどの「新鮮な経験」というフレーズ。
日本人ならなんとな~く分かるかもしれませんが
実はものすごく抽象的な表現だと思います。
例えば、

 

(1) 新鮮な経験とはどういう意味なのか?
(2) ただ「新しい経験」という意味なのだろうか?
(3) ポジティブな意味も含まれる経験なのか?
(4) ネガティブな意味が含まれる経験なのか?

 

といった疑問が次々と出てきます。
そのため、「新鮮な経験」というフレーズは
英語ではなかなか表現することが

できないものだと思います。
ちなみに日本語の「新鮮な経験」を、

私が英語で言うのであれば

 

“I’d never done it before, so it was pretty exciting.”

(私はそれをしたことがなかったので、

けっこうワクワクするものでした)

 

といった表現を使うでしょう。このように
「日本語を直訳するのではなく、英語ならではの
表現」が「(3) 英語での表現方法力」となります。

そして、これら3つのポイントが含まれる

「慣れ」を養うには「たくさん聞く」「たくさん言う」

という反復練習を繰り返すしかない

と、私は考えています。

そして、「たくさん聞く」を提供してくれるのが
スピードラーニングという教材なのだと私は思います。
私はスピードラーニングを聞いて

「あ~、なるほどな。こう言いたい時は
確かにこういう言い方もあるな~」と

よく感じたのを覚えています。
つまり、私には「文法力」と「単語力」があったため
「慣れ」が鍛えられたのだと思います。
これが、「文法力」も「単語力」もない方でしたら
何を言っているのかサッパリ分からない・・・と
なってしまいますよね。

 

もしかすると、スピードラーニングを
開発した方々の意見としては

「日本では中学までが義務教育。
そのため、中学英語までは

しっかり理解できているのが当たり前」という
大前提があるのかもしれません。もし、この前提が
正しいのであれば、スピードラーニングは
かなり有効な教材といえるでしょう。
しかし、実際は中学英語を

しっかり覚えている方は・・・
う~ん・・・あまり多くはないと思います。

また、「スピードラーニングだけで

英語が話せるようになる」というのは
少し言い過ぎな気もしますね。なぜなら、

「話す練習」がスピードラーニングには

含まれていないからです。

スポーツで、「イメージトレーニングだけで
試合で勝てるようにはならない」ように
やはり英語も実践で話す練習を行わないと
ペラペラに話せるようにはなりません。つまり

 

「スピードラーニング+英会話レッスン」=〇
「スピードラーニングだけ」=△

 

だと思います。論より証拠。スピードラーニングだけで
英語をマスターしたという石川遼選手の英語を
実際に聞いてみるのが良いかと思います(動画はこちら)。

   

う~ん・・・悪くはないです。

悪くはないのですが・・・英語を話すのが
不慣れな方がよく行う「ポーズが長い」

「同じ内容の話を繰り返す」と
いうのが出ていますね。

英語で話す場合「質問に答える」と「文を組み立てる」
という2つの作業を同時に行わないといけないのですが
おそらく、追いついていないのでしょう。

正直、言ってしまいますと、

これを見る限り、このレベルの英語でしたら
スピードラーニングを全く使ったことのない
私が教えている学生でも少し英語に慣れれば
できるレベルだと思います。

全米のゴルフツアーに参加するため、
毎年かなりの時間をアメリカで過ごしている
石川選手。

「スピードラーニング+英語を使う環境にいる」という
かなり恵まれた環境にいるのに、
この英語力では・・・少し物足りないですね。
(もっとも、「語学留学」という目的で
アメリカに行っているわけではないので、
「アメリカにいるのに英語があまり上達していない」
というのは、多少論点が違うかもしれませんが)

しかし、申し訳ないですが、

18万円出す価値はない気がします。
18万円あるのなら、そのお金を使って
英語圏の国に短期留学に行ってきた方が
まだ上手になると思います。

 

もし、本気で「英語が話せるようになりたい!」と
思うのであれば参考にしていただきたいのは
プロゴルファーの宮里藍選手ですね。(動画はこちら

宮里選手の英語は、とても上手だと思います。
発音だけでなく、話しのリズムがとてもなめらか。
英語の表現も上手に使いこなしており
しっかり言いたいことを言えている気がします。

では、彼女の英語勉強法はどのようなものだったのか?
TOEIC講師の石崎力也さんのお話ですと、
彼女の勉強方法は以下の通りだそうです。

 

・日本ツアー時代から英語圏出身のプロと仲良くなり、

  英語を使う機会を増やしていった
・家の中では難しいニュース英語などではなく、

  洋画や海外アニメなどの簡単な英語を聞いていた
・米ツアーで仲良くなった海外選手とは

 積極的にメールでやりとりをしている

  教材は「英語を使う生活」。

 

自ら努力して積極的に英語を使おうとしているのが
素晴らしいですね。実は、

私が宮城にいた際、宮里選手が在籍していた
東北高校で英語を指導していたあるネイティブの先生と
お話する機会があったのですが、彼のお話ですと、
「宮里さんは、ものすごく英語を熱心に勉強していた。
休み時間も職員室に来て、いろいろな質問をしたり
英会話の練習をしにきていた」と言っていました。
(余談ですが、同じ東北高校のダルビッシュ選手は
英語をあまり練習していなかったそうです(笑))。

宮里選手の英語力は、本人の努力の賜物。
英語をマスターするというのは、

教材も重要ですが、行きつくところは
やはり本人の「やる気」なのだと思います。

そんなわけで、「スピードラーニングについて」
再度まとめますと、

 

(1) 英語の基礎力(中学英語レベル)がある方用の補助教材。
(2) 「慣れ」(英語を英語で理解するリスニング力

  やワードチョイス)を養うには良い教材。

  しかし、スピーキングの練習がないため

  スピードラーニングだけで英語が

  話せるようにはおそらくならない。
(3) もし本気で「英語が話せるようになりたい!」のであれば
    英語を話す機会を自ら作り、勉強するのがベスト。

 

ということだと思います。

長くなってしまいましたが、そんな感じですね。

おお~。これをタイプするのに

4時間もかかってしまった・・・orz
意見をまとめるというのは非常に難しいですね。
もしクリアーでない部分などありましたら、
いつでもご連絡くださ~い。

ではでは~。

 

Thanks!!!

 

Takuya