みなさん、こんにちは。
今日は台風が来ているということで、
大学も休講になってしまいました。
ニュースによりますと、関東に接近する台風としては
10年に一度の強さだそうです。最近は、竜巻だの
台風だの、自然災害が多くなりましたが、これも
気候変動が原因なのですかね?
10年後はいったいどうなっているのか・・・想像もできません。

さてさて、それでは、この前の続きを。

前回は、

高いモチベーションを維持するには、
どのような方法で英語のスピーキングを練習するべきなのか?

という質問を最後に投げかけました。
みなさんは、どのような練習が効果的だと思いますか?
私は

高いモチベーションを維持する練習 = 楽しい練習

だと思います。そのため、ここでまず紹介したいのは

英語スピーキング練習① : 英語ネイティブが歌っている歌の練習

です。この理由は簡単。

英語ネイティブの歌 = 通じる英語

だからです。また、それ以外でも

①練習が楽しい
②本物の英語のスピーキングとリスニングの練習ができる
③1人で英語のスピーキングの練習ができる
④歌えるようになったら、カラオケで『持ちネタ』として使うことができる

と良いことばかりだからです!実際、
私の授業では英語の歌を毎回歌うようにしていますが
授業アンケートで『英語で歌を歌うのが嫌だった』というコメントは
今まで一度もありません。むしろ『英語の歌が良かった』
『今までは、英語の歌なんて聴いたことがなかったけど、
今では、電車などで聴くようになった』
『歌のおかげで、ちょっと発音がうまくなった気がする(笑)』
など、ポジティブな意見ばかりもらいます。

選ぶ曲は、自分の好きな曲で良いと思います。
しかし、英語の曲を全く知らない方は
最初は、The Beatles さん、
Billy Joel さん、 Carpenter さんなどの、
曲がゆっくりなものが良いかもしれませんね。

The Beatles   = Yesterday,   Let it be,   Hey Jude  など
Billy Joel      =  Honesty,  Piano man,  など
Carpenters    = Top of the world,  Yesterday once more,  など

もし、何から始めたらよいか分からない場合は、こちらの曲から
チャレンジしてみてください!

それでは、練習を始めていきましょう・・・と言いたいところですが、
実は歌の練習をする際に気を付けないといけない点が
4点あります。それらは、

①最初は、歌詞を見ない
②歌詞は、まず発音記号から
③カラオケの場合、カタカナで書かれている歌詞を見ない
④なるべく自分の声を録音する

です。

①最初は歌詞を見ない
まず重要なのは、『歌詞を見ない』ということです。
その理由は、

歌詞を見てしまうと、無意識に日本語発音になってしまうから

です。例えば、歌詞に
“need to” というフレーズがあったとしましょう。
このフレーズを日本人が発音しますと、

“need to” の日本人の発音 →  ニード トゥ

という風になってしまうことが多いのですが、
多くのネイティブは、

“need to” の発音 →  ニーットゥ

と発音しています。つまり、”need” の “d” の音は
ほとんど言わないのがポイントなのです!
しかし、こんなこと学校では教えてくれないですよね?
また、

日本語としても使われている英語にも要注意です!

例えば、日本語でも使われる
“security(セキュリティー)”という言葉。
これの本来の発音は、(あえてカタカナで書きますと)

security → スィキュレティ―

です。確かに細かいですが、このような違いが
日本で使われている英語にはたくさんあります。
そのため、まずは歌詞を見ずに聴いた音を
口に出す練習を行なっていきましょう!

②歌詞は、まず発音記号から
「え~。けど、歌を聴きながら、日本語と英語の細かい音の
違いに気を付けるなんて無理だよ。」と思われる方もいると思います。
そのような場合は、

まずは発音記号から学ぶ

という方法を私はお勧めしています。
本屋さんに行けば、発音に関する本が山のように置いてあります。
もし徹底的に発音を練習したい場合は、
ここから発音記号について学び、発音記号の歌詞を使って
練習することがベストだと思います!
「え?発音記号の歌詞何てあるの?」と思われますよね?
これは、申し訳ございませんが作るしかないと思います(泣)。
しかし、英文を全て発音記号に変換してくれる便利なサイトはあります。

<英語を学ぼう 英文テキスト・発音記号変換>
http://www.manabo.net/

インターネットで歌詞を検索し、こちらを使えば、すぐに
発音記号を出すことができます。もし、興味がございましたら
使ってみてください!
(ちなみに、Billy Joel さんの Honesty なら
以下のサイトに発音記号が載っていますね。)

http://blogs.yahoo.co.jp/your_psky/187543.html

③カラオケの場合、カタカナで書かれている歌詞を見ない
そして、最後。これは、もう理由は分かりますよね。
カタカナで書かれている発音は、英語の発音とは
似て非なるものの場合がよくあります。
通じる英語をマスターするためにも、ここは
カタカナ英語を見ないように心がけて練習していきましょう!

④自分の声をなるべく録音する

そして最後は『自分の声をなるべく録音する』です。
自分の声を聴くのって恥ずかしいですよね?
動画を録り、自分の声を聴いてみて
「これは私の声ではない!」と思ったことがある方も
少なくないと思います(笑)それほど自分の声を聴くというのは
嫌なことなのですが・・・

私は英語を学習するうえで
自分の声を録音することは非常に重要なことだと考えています!

その理由は、

自分の声を聴かないと自分の英語の発音がどのレベルに
達しているのかが理解できないから

です!発音を強化したい方の中には、「ネイティブのように上手くなりたい」
と思う人もいれば「ある程度きれいな発音ができればいいや。
それよりも文をしっかり作れるように頑張りたい!」と
思う人もいると思います。しかし、その線引きはみなさんが
行なうことですよね?そうしますと、自分で満足する発音がで
できているか、できていなかを判断するのは
自分で自分の声を聴く以外方法がないと思います。
また、「ネイティブのような発音」を目指すという方も
『アメリカ英語』『イギリス英語』『オーストラリア英語』
『ニュージーランド英語』『シンガポール英語』など
いったいどの英語を目指しているのかは、その本人にしか
分からないことです。そのため、恥ずかしいことは十分承知ですが
「自分が英語をマスターするため!」ということを考え
自分の声を録音しながら歌の練習も行なっていきましょう!

最近では、日本で流行っている歌の多くにも、英語が使われています。
中には、歌詞が全て英語という曲もあるほど、英語の歌詞というのは
日本人アーティストに好まれているようです。
最近ではロックバンドなどでも英語が上手な方が増えてきていますね~。
彼らの歌を上手に歌えるようになるためにも、
歌を使っての英語の発音練習。是非挑戦してみてくださいね!

それでは、 have fun!!!

Takuya