こんにちは。藤井です。
前回は、中途半端にブログが終わっていたので
続きを・・・と考えていたら、もう2週間も
経っていました。時が経つのは本当に早い。
気が付けば、もう11月も中旬ですからね。
おそらく、ほとんどいないとは思いますが、
私のブログを読んでくださっていて
「藤井!早く続きを書けよ!」と思っていた方が
万が一いるようでしたら、
ここで「申し訳ございませんでした」と
言わせてください。それでは、続きです。
前回から「英語を話すために必要なのは、
日本語でのコミュニケーション能力」という、
ちょっと矛盾したことを主張してきているのですが、
この間は、
①その場で得た情報を基に、質問を瞬時に考える力を持っていない。
②一言では答えられない質問をしない。
③『自分の意見』や『自分のこと』を会話に入れるのが苦手。
の3つについて語らせてもらいました。そして、今回は残りの
④相手に興味を示さない。
⑤質問をされても、質問の答え方が下手。
の2つについてちょっとお話をしていきます。
(ここからは、「主張」ということを考え
「です・ます調」ではなく「だ・である調」で進めていこうと思います。)
④相手に興味を示さない
学生間の会話を聞いているとよく分かるのだが
彼らの会話には、質問があまり登場しない。
これは、相手の言っていることに興味を示していないということだと
私は思う。なぜなら、興味があれば、
その人のことについてもっと知りたいと思うため、
どんどん質問するはずだからだ。
また、あまり興味を示さない学生は
「それ、やばいね。」や「マジで?」という言葉を
連呼する
という特徴がある気がする。
実際、私がよく聞く『大学生の会話』にも
以下のようなものが多い。
A:「俺は、サッカー部に入っているんだ。」
B:「マジで?高校の時は、強かったの?」
A:「高校の時は、全国に行ったよ。」
B:「それ、やばいね。」
A:「やばいっしょ?」
B:「うん、マジやばい。」
A:「うん・・・・・・・」
B:「・・・・・・・・・・」
<会話終了>
みなさんもよく聞くやりとりなのではないだろうか?
確かに、言い方によっては「やばいね」「マジで?」という言葉で
『驚き』『感動』といった感情を表すこともできる。
しかし、これは『興味』とは別だと私は考えている。
実際、あまり興味がなくても、驚いたり、感動することはある。
「彼女は、三味線が日本一上手い」と聞けば
「へ~。すごい!」と思い、驚き、感動もするかもしれないが
三味線に興味がなければそれで終了である。
もし『興味』があれば
「何年ぐらい三味線をやっているの?」
「何が面白いの?」
「楽譜ってどんななの?」
「どんなテクニックとかがあるの?」
「三味線ってどこで練習するの?先生とかどこで見つけたの?」
「三味線ってどこで買えるの?」
など、いくらでも質問は浮かんでくるだろう。
そのため、『興味』とは『驚き』や『感動』とは
全く別のお話なのだと私は考えている。
そして、日本人にはこの『興味』・・・別の言葉で言えば
『好奇心』が本当になくなっている気がする。
余談だが、
私は、この「やばいね」や「マジで?」は
“conversation killers” だと考えている。
どういうことかと言うと、
「やばいね」「マジで?」という言葉が
たくさん登場するようになったら、
会話の終わりが近づいている
ということだ。
実際、この「やばいね」や「マジで?」には、会話を広げる要素がなく
言ってしまえば、「うん。」「へ~。」「そうなんだ。」といった
相槌と同じなのだと私は思う。
相槌だけで会話を続かせるということは
果たして可能なのだろうか?
更に話が逸れてしまって申し訳ないが
私がアメリカで出会った
日本語を一生懸命勉強していた韓国人の留学生は
「マジで?=相槌」だと完全に勘違いしていたため、
私: 「昨日、テストがあったんだけどさ~。」
留学生:「マジで?」
私: 「全然、できなくて」
留学生:「マジで?」
私: 「だから、単位落とすかもしれないんだよね。」
留学生:「マジで?」
私が彼に注意するまでは、
彼とはこのように話をしていたのを覚えている。
実際、彼は教科書や参考書から日本語を学んだのではなく、
日本人同士の会話から学んだということだった。
だから、このようなことが起きたのだろう。
しかし、おそろしいことは、
ネイティブの日本人ですら、
私の知り合いの韓国人の留学生のように
話す人はたくさんいるということだ。
また、
A:「昨日、テストがあったんだけどさ~。」
B:「マジで?」
A:「全然、できなくて」
B:「やばくない?」
A:「だから、単位落とすかもしれないんだよね。」
B:「それ、マジやばいね。」
という会話も、私はよく耳にする・・・・
見当違いかも知れないが
最近の日本の若者は相手に興味を
あまり示さなくなった。その証拠が
「やばいね」や「マジで?」といった言葉の普及に繋がっている
というのが私の主張だ。
「いや、興味はあるんだよ!だけど、何を
聞いたらいいか分からないだけ・・・」と
主張する方もいるかも知れないが、
何を聞いたらいいか分からない = 興味がない
ということなのではないだろうか?
なぜなら、(くどいようで申し訳ないが)
興味がある=質問がある・「もっと知りたい」と思うこと
なのだから。
そのため、今後は学生に興味を持たせる教育というものを
考えないといけないのだが・・・これは、また難しいお話ですね。
おっと・・・また長くなってしまいました(泣)
⑤質問をされても、質問の答え方が下手。
に関しましては、また次回ですね。
いつも、長々と語ってしまって申し訳ございません。
それでは、またの機会に~。
Thank you for coming!!
Takuya