<③どれだけ子供を愛するか>
そして、最後は子供にちゃんと愛情を注ぐことです。
「子供にちゃんと愛情を注げているのか?」ということが
顕著に表れるのが「子供を怒る時」だと思います。
当然のことながら、親は子供が間違ったことをしたから怒ります。
これは、「しつけ」という意味で非常に重要なことです。
(逆に全く怒らないと、それはそれで問題です。
つい先日もモデルのSHIHO氏の怒らない放任育児が
ネットで話題となっていました。)
しかし、この「怒る」という行為。
①今後子供が同じ過ちを犯さないようにするための
「注意」として行われたもの?
②それとも「ただ自分の思い通りにいかないから」
「イライラしていたから」という「八つ当たり」として
行われたもの?
③自分が「ダメな親」として見られたくないから
行われたもの?
言う間でもなく怒った理由が①なのであればよいと思います。
親の言っていることが「正しい・正しくない」は別として
そこに「子供を思いやる気持ち」があるのであれば、
それでいいと私は思います。ただし、
②や③の場合は、当然のことながら「自分本位」のため
あまり言いとは言えないでしょう。
===========================
≪補足:「正しい・正しくない」とは?>
例えば「友だちが周りにいるのに
自分の子供だけがおかしを独り占めしていたので
友だちに分けるように怒った」というケース。
怒った親としては、友だちにお菓子を分ける「優しさ」を
教えるために怒ったことが考えられます。
これは「正しい」ことだと私は思います。
しかし、周りの子供たちの親は、もしかしますと
「お菓子は体に良くないから食べさせていない」ということも
考えられます。そのため、「お菓子を分ける」という行為は
周りの子供の親にとってみたら「正しくない」ということになります。
そのため、同じ行為でも「正しい・正しくない」は
親の視点によって決まるということです。
===========================
しかし、残念なことに私がショッピングモールや公園でよく見る親は
②や③のケースが多い気がします。
「なかなか遊び止めない子供に“帰るよ!”と怒る」
→ 自分が早く帰りたいから
「恥ずかしいことをしている子供に“やめなさい!”と怒る」
→ 自分が恥ずかしいから
といったものです。
思われた方がいらっしゃるようでしたら、
子供を怒った後にちゃんと抱きしめられるか?
ということを考えてみてください。
子供を怒った後にちゃんと抱きしめられるようでしたら
そこには愛があると思います。
逆に抱きしめられないようでしたら
②や③の可能性が高いと思います。
(ちなみに私がショッピングモールや
「子供は怒られ号泣。そのまま腕を掴まれ、
引きずられて帰っていく」です(笑))
もちろん、我々人間は完璧ではないので
②や③といった理由で怒ることもあるでしょう。
「仕事が上手くいかない」「やることが多すぎる」
「ママ友と上手くいかない」など様々なストレスが
かかる世界に生きていますので、たまには
自分本位で怒ってしまうこともあるでしょう。
そんな時も、怒った後に子供を抱きしめてあげてください。
そして「怒っちゃってごめんね」とお子さんに謝ってください。
お子さんに謝ることは何も悪いことではありません。
むしろ、「大人でも間違ったことをしたら謝る」ということを
教えるいい機会だと思います。
また、「親が子供に対して
イライラした時はどうしたらよいか?」ということに関しては
夜回り先生こと水谷修氏は以下の本で
①子供と一緒に手をつないで寝よう
②たくさん美しいものに触れよう
③怒りたくなったら子供が産まれた時を思い出そう
とおっしゃっています。
夜回り先生の幸福論 明日は、もうそこに
1,404円
Amazon
|
こちらも、もしよければ参考程度に
今回の記事を読んでいただくと
「な~んだ。賢い子を育てるなんて簡単じゃ~ん」
と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、
子育ては想像以上に大変です!!!
私は「簡単じゃ~ん」と言っていた人間なのですが
いかに甘く見ていたか・・・(泣)
だからこそ、子育てをされているみなさんの
お手伝いがしたいですね。
私は「育児のプロ」ではないですが、
今まで私が勉強した内容を少しでもシェアし、
幸いだと思っています。m(_ _)m
何かリクエスト等ございましたら、
よろしくお願いします m(_ _)m