(どの大学でも同じなのかは、不明ですが、
少なくても私が今まで所属した大学では)
大学執行部の多くは、かつてどこかの学部
(工学部、農学部、人文学部など)に属していた
先生がメンバーとなっています。
例えば、現在の茨城大学の学長は
東大の工学部を卒業しており、ざっくり説明すると
1. 茨城大学の工学部の教授→
2. 学長特別補佐→
3. 副学長→
4. 学長
という順番で学長になっています。
また、宇都宮大学の学長は、東大の農学部を卒業しており
こちらもざっくり説明すると
1. 宇都宮大学の農学部の教授→
2. 宇都宮大学農学部長→
3. 理事→
4. 学長
という順番で学長になっています。
何が言いたいのか?それは、
執行部のみなさんは、どのように大学運営・経営・
マネージメントといったことを学んでいるのだろう?
ということです。平成16年4月より、
国立大学は「国立大学法人」に移行となりました。
これは、競争的環境の中で世界水準の
大学を育成するため、大学の自主性を尊重しつつ
改革の一環として行われたみたいです。
つまり、国立大学も大きく言えば「企業」と同じような
考え方になるのではないでしょうか?
それなのにも関わらず、大学のトップになる方は、
基本的に自分の分野(工学、農学など)は
超がつくプロフェッショナルかもしれませんが
「組織のマネージメント(経営学)」に関しては
全く勉強してこられなかった方ばかりのような気がします。
それなのにも関わらず、よくできるな~と思ってしまいます。
確かに、彼らも突然学長になったわけではなく、
学長に就任する前に「学長補佐」「副学長」「理事」
といったポストをこなし、
その上で「学長」になったということですが
それらの経験だけで、そこら辺の
大企業並みの従業員(教職員)を抱える組織を
まとめ上げられるものなのでしょうか?
まあ、私が知る限り国立大学(法人)がつぶれたという
ニュースは聞いたことがありませんので、
彼らは上手くマネージメントを行っているということなのでしょう。
「経営」をやりながら「経営について学んでいく」とは・・・
しかも、大企業並みの組織を・・・すごすぎる・・・
まあ、基本的に大学でトップに就く方々は
優秀な方が多いですから、地頭が違うのでしょう。
「経営」とかも、大学やどこかで学んでなくても
なんなくこなしていけるのかもしれませんね。
何より頭の回転が速いため
様々なことを瞬時に処理できる。
ある先生が「ああいう人たちは、そもそも積んでるOSが違う」と
言っていましたが、そういうことなのかもしれません。
私みたいな凡人の常識が通じないのでしょう。
えらいこっちゃ。