≪Lesson 1≫ 『代名詞の格』と『所有代名詞』

 英語の場合、同じ代名詞でも使われる場所(主語・目的語)によって形が変化します。例えば、以下の文。日本語の文では同じ『彼女』という言葉ですが、英語では使われる単語が異なります。

<例> 
彼女は学校に行きます。 (彼女主語として使われている
トムは彼女が好きです。 (彼女目的語として使われている

英語では、以下の4つを覚える必要があります。

 

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1. 主格
(「私は~」「彼は~」など主語になる形)
2. 所有格
(「私の~」「彼の~」のように、誰かの所有を表す形)
3. 目的格
(「私を~」「彼に~」のように、動詞の対象となる形)
4. 所有代名詞
(「私のもの」「彼のもの」のように、「所有格+名詞」を表す形)
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もうすでに、『主格』と『所有格』については練習で何回も登場しているので問題ないと思いますので、ここでのポイントは

『目的語』と『所有代名詞』の使い方をしっかり覚えることです!

<代名詞の格と所有代名詞のリスト>


* 「it の所有代名詞= its」は存在するが、めったに使われないため「it の所有代名詞は存在しない」と教えられることが多い。

<代名詞以外の場合>

1. 主格 「私は」「あなたが」など、文の主語になる形
<例>
私は、野球をします。      = I play baseball. 
彼が、クリスです。       = He is Chris. 
彼女は、先生です。          = She is a teacher. 

 

2. 所有格「私の」「彼の」など、誰かの所有を表す形
<例>
これは、私のペンです。                = This is my pen. 
これらは、あなたたちの机です。  = These are your desks. 
あれは、彼らの車です。                   = That is their car. 

 

3. 目的格「私を」「彼に」など動詞の対象となる形。また前置詞の後にも置かれる
<例>
彼女が私を教えています。           
= She teaches me. <「教える(動詞)」の対象 → 私>

私は彼にたずねたいです。
= I want to ask him. <「たずねる(動詞)」の対象 → 彼>

シズカは、彼らと話す必要があります。
= Shizuka needs to talk with them. <前置詞の後に置かれる>

 

4. 所有代名詞「私のもの」「彼のもの」など、「所有格+名詞」の意味を持つ
<例>
このパソコンは、私の(もの)です。  
= This computer is mine. (mine = my computer)

あのカバンは、彼女の(もの)です。 
= That bag is hers. (hers = her bag)

あの家は、タロウの(もの)です。    
= That house is Taro’s.  (Taro’s = Taro’s house) 

このは、私の父の(もの)です。     
= This car is my father’s. (my father’s = my father’s car) 

 

 

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練習問題は、こちらから!
【問題1-5-1】 『代名詞の格』と『代名詞』(25問)