そして、最後に
「D:英語ができず、仕事もできない人」を
選ぶ理由として
>だったら「自分は何もできないんです」
>という学生をとったほうが鍛えやすい。
とおっしゃっているのですが、
「自分は仕事ができない」という場合
「自分でも仕事ができないと思っている」場合以外にも
「自分では仕事ができると思っている」場合も
あると思います。林先生の意見ですと、
全員が「自分でも仕事ができないと思っている」というのが
大前提のように感じられますが、
私が思うに「自分は仕事ができる」とお考えの方も
かなりの人数がいると思います。そもそも大企業に
応募される方々です。「自分は何もできないんです」
と思っている方が大企業に応募するでしょうか?
どちらかと言いますと「自分はできる」と思っている方の方が
応募されると思います。そして、「自分は仕事ができると
思っているけど、実は仕事ができない」というのが
一番厄介なのでは?(笑)プライドもあって、なかなか
上司や先輩のいう事に耳を傾けてはくれないでしょう。
英語の授業でも同じことがちょくちょくあります。
私は主にレベルの高いクラスの英語の授業を担当するのですが
「自分は英語ができると思っているが、
実はあまりできない」という学生は、
なかなか私の言うことを聞いてくれません。
つまり、「仕事(英語)ができない
≠みなその自覚がある」ということです。
そして、(これも最初の仮定の話に戻りますが)
そもそも「自分は何もできないんです」という人を
採用したいと考える有名企業がどれだけあるのでしょう?
私が採用する側なら「確かに、この人には
ポテンシャルがあるかもしれない。しかし、
この人を雇うことで、会社に損失が出た場合、
他の従業員に迷惑をかけてしまうかもしれない。
そのリスクを考えるなら、ここは雇わないべきだ」
と考えると思います。優秀な候補者が嫌でも集まる
有名企業ならなおさらです。
う~ん・・・やはり、この林先生の説明には
無理があると思うな・・・。
しかし、livedoor のニュースによると、
「林先生のこの説明に会場は納得していた」みたいで。
まあ、考え方はいろいろってことですかね。
読者さんの中に「林先生の意見に共感していたけど、
藤井の意見もそこまでずれていないのでは?」と
思っていただける方が一人でもいればありがたいですね。
一生懸命このブログを書いた意味もでて来るかな~と
思います(笑)。