<内容紹介(旺文社ホームページより)>
「専門書のくわしさ」「学習参考書のわかりやすさ」
「辞書の引きやすさ」の3要素が
マッチした英文法書の決定版です。
改訂新版では内外の最新の文法・語法書を参照し比較検討。
さらにコーパスを駆使して最新の英米語の実態を解明。
現代英文法のすべてを実例に即して明示しました。
全体の構成は一般的な文法書と
同じような親しみやすい組み立てになっています。
「引ける」ことを目標の1つとしたため、
索引には60ページ以上を割いて項目を極力豊富に収めるなど、
工夫を凝らしました。改訂新版では
特に口語文法の解説を強化しました。
また慣用会話表現を300精選し、
その文法的裏づけと機能を記しています。
例文はマーク・ピーターセン教授の
厳重な英文校閲を受けています。
学校で学習者・授業者の間でよく問題になる事項を
具体的に解説している「Q&A」欄も増えています。
(Amazonのカスタマーレビューはこちら)
<感想>
私もよく参考に使わせていただくのが、
こちらの「ロイヤル英文法(ロイヤル)」という文法書です。
内容はかなり豊富。ページも896ページもありますので、
かなりマニアックなことまで載っていたりします。
しかし「ページ数が多すぎるため見つけたい
情報がなかなか見つからない」
「マニアックすぎて分かりにくい。余計混乱する」
というネックはあります。また、
基礎的な説明などを省略してある箇所もあるため、
「基礎的な文法書」ではなく
「ある程度基礎力がある方向けの文法書」
だと思います。最低でも中学英語は
理解できていた方が良いですかね・・・
そのため、高校生以上の方にはオススメだと思います。
私が高校・大学生なら、机の上に
「高校で使う英語の文法書 +ロイヤル」は
常に置いておくと思います。また、
どの学年であれ、英語教育者であれば、
ロイヤルは持っていて損はない一冊だと思います。
ちなみに大学の英語教員の私の場合
「写真の文法書+電子辞書」が一軍って感じですかね(笑)
これで英語の本の執筆や学生からの質問に対応しています
(ちなみに問題集はパッと例文が出ないとき・
更なる例文が欲しい時のために用意してあります)。
おそらくTOEIC(リスニング&リーディング)のための
学習にはロイヤルは必要ないでしょう
(だいたいTOEICの問題集などには解説がついていますし、
そこまでマニアックな問題もでないでしょうから)。
また、高校生でも「受験英語」のみを考えているのであれば、
アウトプット(スピーキング&ライティング)の試験がないので
高校で使う文法書(Forest, Vision Quest, など)で十分だと思います。
(スピーキング&ライティング)の能力が試される試験
(TOEFL-iBT, IELTS, GRE、など)では、
理屈がしっかり理解できるのであった方が便利だと思います。