【医学部合格率、8割の大学で男子が上=「得点操作」東京医大のみ-文科省緊急調査】
文部科学省は4日、東京医科大の不正入試問題を受けた緊急全国調査の結果(速報)を公表した。過去6年間の入試では、全国の国公私立大医学部の約8割に当たる63大学で、男子の合格率が女子より高かった。一方、東京医大以外に、女子受験生の得点操作などの不正を行っていたと回答した大学はなかった。
(中略)
文科省大学入試室の山田泰造室長は「男子優位の学部、学科は他に見当たらず、特徴的。理工系も文系も合格率は女子が優位な場合が多い」と指摘し、回答内容を詳しく分析する考えを示した。
(時事ドットコム 2018/09/04-18:56)
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まず、本題に入る前に、述べておかないといけないのは、
>一方、東京医大以外に、女子受験生の得点操作などの
>不正を行っていたと回答した大学はなかった。
そりゃそうだろ!(笑)
実際に得点操作していても
今の状況で「実は、うちも得点操作をしていました」
なんて言える大学は、まずいないでしょう。
では、本題。今回は、こちらの記事で
私が勘違いしていたことについて書いていきます。
(私と同じことを思った方もいるかと思いましたので。
もし、こういう勘違いをしたのが、私だけでしたらごめんなさい)
キーワードは
①合格者数
②合格率
「男子優位の学部、学科は他に見当たらず、特徴的。理工系も文系も合格率は女子が優位な場合が多い」
私は、これを見た時に
「え?工学部とか明らかに男性が多いけど、どういうこと?
授業によっては30人中、女子学生2名とかもあったのに・・・」
と思いました。しかし、私が話していたのは「合格者数」のお話。
「合格率」とは、つまり
「女性が何名受験して何名合格したか?」
というお話だったんですね。例として、
茨城大学の工学部の去年のデータを見てましょう。
例えば「機械システム工学科」では、
【受験者数】 【合格者数】 【合格率】
男: 106 72 68%
女: 12 9 75%
と女性の方が高いのが分かります。
となっています。おそらく、こういう傾向なのは、
どこの大学でもそこまで変わらないでしょう。そのため、
理工系の学部・学科でも
「合格率」は確かに女性の方が高いが
「合格者」は明らかに男性の方が多い
ということです。しかし、この議論で勘違いしてはいけないのは