つい先日、天才的な少年のニュースがありましたね。

 

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魚好き6歳少年 お見事 「図鑑の写真が違う!」

 

魚好きが高じて、6歳の男の子が、大人顔負けの大活躍です。カメラに向かって、自分で描いた大好きな魚を見せてくれたのは、今田明生君(6)。東京・西東京市に住む小学1年生。おうちで10匹以上の魚を飼う明生君は、宿題の絵日記も全て魚の話。

かばんから取り出したのは、やっぱり魚の図鑑。
ぼろぼろになるまで読み込むという。

そんな明生君は、2017年の秋、あることに気づいた。
明生君「これ。(本当はなんなの?)本当はペレスメジロザメだったのが、ホホジロザメってことになってた」
とある動物の図鑑で紹介されているホホジロザメの写真が、本当はメジロザメであるという。

写真で見比べても、普通の人には、ほとんど見分けがつかないが、明生君は。

明生君「本当のこといえば、目が結構違う。(目が違うの? どう違うの?)ここ(ホホジロ)は真っ黒じゃん、目。けどね、メジロはね、白が入ってるの。歯が違う、(体の)色が違う」
明生君のお母さん・今田正恵さん「これ、歯見えます?」
明生君「かるーく見えるの、俺には」
半信半疑だったお父さんとお母さんだったが、メールで出版元に問い合わせると。

明生君のお母さん・今田正恵さんは、「そしたら連絡来たんだよね。本当に違いましたってね。びっくりしました、正直。絶対そんなことあるわけないでしょって思ってたので」と語った。

出版元のポプラ社から、「ご指摘の通り、ホホジロザメの特徴である鋭い牙が見えておらず、少なくともメジロザメの仲間と思われます」との返事が届いた。

間違いに気づいた明生君。照れながらも、どこか得意げ。
明生君「みんなが間違えて覚えなくてよかったって思った」
残りの夏休みは、家族で釣りざんまいの予定。

見事、間違いを見つけることができた明生君。
出版元のポプラ社は、随時、正しい内容に差し替えたものを出荷するという。                     (Yahoo news より)

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子供というのはやはりすごい!

吸収力もすごいですし、のめり込むのもすごい!

夢中になったら、食事もしないですし、

寝る間も惜しんでそのことに没頭していますからね。

 

個人的な意見ですが、親の役割の1つは、

 

子供のそういった情熱をいかに維持させるか

 

だと思います。もちろん、けじめは重要だと思います。

「食事の時は食事をする」「夜遅くなったら寝る」というのは

重要だと思うのですが、必要最低限に抑えるべきのように

思えます。一番注意しないといけないのは

 

親のエゴでその情熱を冷ましてしまったり

親が「子供にやらせたいこと」を押し付けるあまり、

子供が夢中になるものを見失ってしまうこと

 

でしょう。子供にある程度やりたいことをさせてしまうと

親の言うことを聞かなくなり、子供に腹を立てる時も

多々あると思いますが(私もしょっちゅうですが(笑))、

それでも温かく見守っていきたいと思いますね。

子供の人生は「親の人生」ではなく「子供の人生」。

親の言うことに何でも従う「良い子ちゃん」よりも

自分で考え、行動を決め、

時には「ほれみたことか」と失敗するといった

「自分を持っている子」の方が私は良い気がします。

当然「わがまま」という意味ではないのですが、

そこの線引きが難しいですよね。

おそらく重要なのは、(表現は悪いですが)

 

子供たちを「所有物」「ペット」のように

「何でも親の思い通りにさせよう」と考えるのではなく、

「一人の人間」として接し、

お互いを尊重できる関係を築き上げる

 

ということだと思います。これを心がけていきたいですね。

 

そして、「子供の熱中」を助ける重要アイテム・・・

 

図鑑!!!!!

 

明生君が持っている魚の図鑑もページがとれていたり、

テープがそこら中に貼ってあったりで

ボロボロでしたね。やはり図鑑は鉄板なのだと思います。

 

そんなこともあって、藤井家でも早速チャレンジ!

うちの子供は車が好きなので

車の図鑑を買ったのですが、けっこう夢中になっています。

将来の夢は「車屋さんになること」で、

将来乗りたい車はシトロエンだとか(笑)

もちろん、この熱が将来冷めるかもしれません。

また、この知識が将来的に学校の成績の向上に

直接つながるとも思えません。

しかし、熱中できるものは最低1つは見つけておくことは

重要な気がしますね。

 

魚の図鑑と言えば・・・昔テレビチャンピオンという番組の

「魚通選手権」に出演していた「さかなクン(宮澤正之氏)」。

彼はこの大会を3連覇したようなのですが、

ある大会では魚の名前を当てる問題で魚の名前だけでなく

「どの図鑑に載っている写真か?」と

いった出典まで当てる神業を披露していましたね。
 

自分でも誇れる何かを見つけることが、
その人の自己肯定感を強め、自信へとつながり
人生を豊かにする
 
と思います。

(え?それよりも、さかなクンの本名が宮澤正之っていう方に

驚いたですって?(笑)そっちじゃないんだけどな~(笑))

先日紹介させていただいた「学力の経済力」という本の
著者の中室牧子氏も「幼児教育を充実させることが重要」だと
主張されています。幼少時の教育というものは、
大変ではありますが、重要にしたいと思いますね。
 
【気になったのですが・・・】
(今田明生君の記事について)
明生君が、ポプラ社の間違いに気づいたのが去年の秋。
 
つまり約1年も前のことです。
 
そうなりますと気になるのが
 
なぜ今頃になってニュースになったのか?
 
ということです。考えられるのは以下の3つのパターンですかね。
 
①発見は1年前だがポプラ社に連絡したのは最近であった。
②発見時(1年前)にポプラ社に連絡をしていたが
  返事が来たのが最近であった。
③発見時(1年前)に連絡をし、すぐに返事が来たが、
 ニュースになるまでに時間がかかった。
 
私は、根が悪い人間だからか
どうしても②の可能性を疑ってしまいます(笑)
仮に②だった場合、
 
なぜ1枚の写真の確認に1年もかかったのか?
 
と考えてしまいますね。
ここからは、勝手な想像ですが、
 
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こういった掲載ミスは「誰のせい?」
といった責任問題に発展し、謝罪をしたり、
差し替えたりしないといけないため、
いろいろと面倒だから、出版元のポプラ社は
今田家からのメールをスルーしようとしたのでは・・・
そして、実は最近今田家が再びメールを送り、
そのことが原因で、「もう無視はできない」と判断し
間違いを認めたのではないか・・・
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と考えてしまいます。私の考えすぎなら良いのですが・・・。
 
なぜこんなことを考えるかと言いますと、
実は、私も「本の間違いを指摘したら出版社に無視された」
ということがあったからです。
もう、5年ぐらい前のお話ですかね~。
ある英語の本を読んでいましたら、間違いがありましたので
本についております「ハガキ」にそのことを書き、
出版社に送ったのですが何も返事はなかったです。
そのため、今回のケースも「メールを無視していたのでは?」
と考えてしまいます。(残念ながら
本のカバーは覚えているのですが
タイトルを忘れてしまいましたね・・・
分かりましたら、アップデートしようと思います)
 
私も本を書く身なのでよく分かるのですが、
本を出版する上で覚えておく必要があるのが、
 
人間なのだから「間違い」は誰にでもある。
だからそれは仕方がない。重要なのは、
その間違いが見つかった時に
「どうもみ消そうか?」を考えるのではなく、
「どのような形で間違いを認め、謝り、
いかに間違った知識を読者さんに与えないようにするか?」
を考えること
 
だと思います。今回の件は、お子さんからの指摘であっただけに
ポプラ社は「大人の対応」をしてくれたことを
私は強く望みます。
 
そのため、このことは、「藤井の勘違いであった」ということを
前提に先に謝罪いたします。
 
変な勘ぐりをしてしまい申し訳ございませんでした m(_ _)m