昨日、hiroさんから

西川文子 東京医科大 

女性受験者一律減点は「当たり前」

という記事に対してコメントをいただきました。

貴重なご意見、ありがとうございます m(_ _)m

 

返信させていただこうと思うのですが

コメントの返事ですと

文字の色を変えることができなかったり

いろいろと不便なので別の記事として

私の意見を書かせていただきますね。

 

まず、hiroさんのコメントは以下の通りです。

 

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ラトビアは女性医師の割合が74%と高いと言っていますが、同国は旧ソ連、共産圏ですよ?バルト3国の他、ポーランドといった東欧諸国も高いし、旧共産圏に共通した現象のようです。

 

これは、何か歪んだ理由があるはずです。

 

また女性が74%というのも異常なことで、ジェンダーの平等に反します。男性への救済策が必要であって、半々にすべきでしょう。ラトビアはラトビアで異常な女性の高さを批判しないと公正ではありません。

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貴重なご意見本当にありがとうございます m(_ _)m

ご指摘された、女性医師が高い国というのは旧共産圏の国が

多いとことは、ご指摘いただいて初めて気づきました。

このこともブログに書いておくべきでしたね。

勉強不足で、申し訳ございませんでした。

 

しかし、

(ここからは、私の勘違いだと申し訳ないのですが)

今回hiroさんのコメントを拝見していて思ったのは、

 

hiroさんには、

私の主張が上手く伝わっていなかったのではないか・・・

 

ということです。hiroさんのコメントを拝見していますと

 

【藤井の主張】

日本もラトビアやエストニアのように国を変えれば、

女医の数も増える。だからそうすればいい。

ジェンダー平等を進めるべきだ

 

と思われているのかと感じました。

 

しかし、そんなことは全く思っていません。

 

前の記事で

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もし、男女平等を主張し

男性・女性の比率を50%-50%に近づけたいと

本気で考えるのであれば、比率が50%-50%に近い国々に

調査団を送り、調べてみるというのも一つの方法でしょう。

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とは発言しましたが、

 

①日本の医師の男女の比率は間違っている

②ジェンダー平等を進めるべき

③エストニアを真似するべき

 

という発言は何一つしていないつもりです。

 

もしよろしければ、ブログのどの部分から

「hiroさんが今回コメントするに至ったのか?」

といった経緯を説明いただけると非常にありがたいです。

 

他の読者の方々にも勘違いしていただきたくないので

修正が必要なところは修正させていただくつもりです。

 

ちなみに、私は「日本の医者の数が今のまま

(男8割、女2割)でも、しっかり議論が行われた上で

決まったことなのであれば良い」という考えです。

私が前の記事で主張したかったことを

簡単にまとめますと

 

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西川氏は「医者の世界は男が多くて当たり前。

なぜなら、生まれ持った性質(女性は重い人を運べない、

お腹が大きかったら手術ができない、など)があるため」

といった話をされていましたが、

これはちょっと違うのではないか?

なぜなら、世界を見渡せば女医が

多く活躍している国々がたくさんある。

そのため、比率を50%—50%に

変えることは物理的には可能のはず

(それが旧共産国と同じやり方になるかもしれないが

生まれ持った性質とは関係なしに、可能なはず)。

しかし、そもそも日本は

50%—50%に近づけるべきなのか?

それとも現状の男8割:女2割でもいいのだろうか?

それは、また別の議論

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というお話です。hiroさんがおっしゃる通り、

女医の数が全体の50%を大幅に超えている国は

「何か歪んだ理由」があるのかもしれません。

しかし、「その歪んだ理由」が何なのかも調べないまま

西川先生はご発言されたように私には思えました。

そうでなければ、日本で女性医師が少ない理由に

「女性は重たい人を運べない、

お腹が大きかったら手術はできない」

ということは持ち出さないでしょう。

仮に持ち出したとしても

「確かにラトビアやエストニアという

国々では女性の医師の割合が高いが、そういった国々は

◯◯といった(歪んだ)理由があるため、

それは日本とは比べられない」

といった趣旨の発言を付け加えるはずです。

 

またhiroさんの

 

>ラトビアはラトビアで異常な女性の高さを

>批判しないと公正ではありません。

 

というご意見について。(繰り返すようですが)

 

私は、日本の医師の男女の比率を批判したつもりは

全くありません。

 

それが日本社会にあっているのであれば

現状維持にするべきだと思っています。

それと同時に

 

ラトビアの女性医師の多さも

批判するつもりもありません。

 

これも同じ理由です。

ラトビアにはラトビアの事情があり、

そのことを何も知らない私が

口出しする権利などどこにもないと思っています。

 

しかし、(前のブログでもお話した通り)

もし、日本が「医学界での男女平等」を

進めたいと思うのであれば

日本より女性の医師の割合がはるかに高い国々に

調査に行く価値はあるかと思います。

もし必要であれば、旧ソ連の国に行っても良いでしょう。

必ずしも

「旧ソ連の国=悪/テロ組織/日本が真似してはいけない国」

ということではないはずですから。

(日本とは違った観点から

この問題を見ることができるので

むしろ行くべきなのかもしれません)。

また、女性の医師の割合がはるかに高い理由が

たとえ「歪んだ理由」であっても

何かしらのヒントになるとは思います。

 

しかし、「歪んだ理由がありそうな国」は

調べる価値がないと思われる場合は

 

オランダ  (女医:52.6%)

スペイン    (女医:52.6%)

UK           (女医:45.9%)

ドイツ       (女医:45.7%)

フランス    (女医:44.3%)

ニュージーランド  (女医:43.9%)

カナダ       (女医:41.8%),

イタリア    (女医:40.7%)

オーストラリア   (女医:40.0%)

 

といった国々を調べてみるのは良いと思います。

(これらの国々はおそらく大丈夫ですよね?)

日本の倍近く(またはそれ以上)女医がいる国なので

調べる価値は十分あるでしょう。

しかし(これまた繰り返すようですが)

もし、日本が本気で「医学界の男女平等」を

目指すのであれば・・・のお話です。

 

・・・と、長文となってしまい申し訳ございません。

もし、私がhiroさんのご意見を間違って捉えている

という場合がございましたら、

お手数おかけして申し訳ないのですが、

再度ご連絡いただけますでしょうか?

また、前回のブログで

勘違いさせてしまった点につきましても

お教えいただけると幸いです。

 

よろしくお願いいたします。 m(_ _)m