東京医科大で女性の点数が一律下げられていた事が発覚し、
どうやら、このことについて8月3日（金）に
約100人が大学前で抗議活動を
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【「女性差別を許さない」東京医大前で100人、抗議行動】
＜冒頭＞
東京医科大が女子受験生の点数を一律に減点していた問題で、約１００人が３日夕、東京都新宿区の同大前で抗議行動をした。参加者たちは「女性差別を許さない」「大学入試を公正にやれ」と書かれた紙を手に、「説明しろ」「許さない」と声を上げた。
（朝日新聞デジタルより）
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確かに、今回のこの事件は「ただ女性」というだけで
入試の際、点数を下げられたという、ひどい話なのですが・・・
この違和感・・・上手く説明できないのですが・・・
おそらく、その理由は
今回抗議活動に参加した、多くの人（ほぼ全員？）が
実際に東京医科大の入試を受けて
不合格になった当事者じゃないから
だと思います。例えば、今回の抗議活動が
「実際に入試で不合格となり、人生が狂わされた」という
当事者中心で行われた抗議なのであったなら、
「そりゃ～、抗議もしたくなるよな」と納得できるのですが・・・
今回の記事を読む限り「実際に不合格になったから参加した」
という抗議参加者は、ほぼゼロのように思えます
（もし、そういった人がいたのであれば、その方のコメントを
まずは載せるはずでしょう。しかし、そういった方々のコメントは
記事には一言も載っていませんでした・・・）
記事に掲載されております写真を見ても、
30～50代ぐらいの方が多い印象で
「おそらく第当事者ではない」というのが分かります。
むしろ、
ただ、今回の事件を利用して
女性の権利を訴えているフェミニストのグループ
のように私には見えてしまいます。
同大学で女性の点数一律減点が始まったのは
2011年ということを考えますと、もう7年前。
この減点により同大学を不合格になった最初の生徒さんたちは、
現在25歳あたりでしょう。おそらく、大学を卒業し、
大学院に進学されたか、仕事をしている歳だと思います。
そういった彼女たちに私は伺いたい。
今回の抗議に参加したかったですか？
この抗議を見て「よくやってくれた」と思いますか？
と。そして、逆に今回抗議に参加した人たちに私は伺いたい。
実際に入試で不合格となった方たちが、
今回の抗議活動にどれだけ参加しているのですか？
もし参加していない場合、彼女たちの意見を聞いたうえでの
抗議活動ということでしょうか？
まさか、落とされた当事者とほとんど（全く？）話さず、
今回の抗議活動を行ったとは思えないのですが、
実際に何名ぐらいの方とお話されたのですか？
と。ここからは、私の勝手な憶測ですが、
2011年に東京医科大学を受験し、この一律減点で
不合格になった方の中には
「確かに、許せないことだけど、もう7年前のことだし、
今の生活である程度満足しているから、もうどうでもいい」
という意見の方も少なからずいるのではないでしょうか？
もし、今回の抗議活動で不合格となった方たちの参加が
あまり（ほとんど？）なかったとしたら、
むしろ「もうどうでもいい」と思っている人の方が
多いのかもしれません。
また、
「もう忘れたい過去だから触れないで」
と思う方もいるかもしれません。もし仮に、今回の抗議活動が
当事者である彼女たちの気持ちをほとんど（全く？）くみ取らず、
彼女たちから全く意見を聞かないまま、
「女性差別は不当だ！」という自分たちの考えだけで
行ったのであれば・・・それもひどい話だと思います。
なぜなら、
実際に入試で落ちた女性たちの
傷を余計深くするものになりかねないから
です。おそらく、私が感じた違和感はこれでしょう。
今回の記事を見る限り、
①実際に試験で落とされた人たちの参加人数が不明。
②実際に試験で落とされた人たちの多くが
今回抗議活動をすることに賛成していたのか不明。
④実際に試験で落とされた人たちの意見が
どこまで今回の抗議活動に反映されているのか不明。
だったので、「今回の抗議活動はどこかのフェミニスト団体による
独りよがりか何かじゃないの？」と私の意見を
勝手に書かせていただきました。しかし、
「実際に試験に落ちた方、約200名にインタビューし、
彼女らのうちの大多数が抗議活動をしてもらいたいと
回答されたので、今回の抗議活動に至りました」
のように、当事者たちの思いが反映された形だったのでしたら
私の勘違いでした。批判的なことを書いてしまい
申し訳ございませんでした m(_ _)m