デニス・テンさんが強盗に遭い
刺殺された事件のことが連日報道されています。
先ほども、Yahoo ニュースを見ていましたら
という記事が載っていました。
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【記事の最初の段落抜粋】
カザフスタンからの報道によると、
同国の最大都市アルマトイのスポーツセンターで21日、
2日前に強盗に遭い、刺殺された
2014年ソチ冬季五輪のフィギュアスケート銅メダリスト、
デニス・テン選手(25)の市民葬が行われ、数千人が集まった。
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とても悲しい事件です。テン選手は、超一流のアスリート。
しかも、25歳とまだまだこれからだったのにも関わらず、
このような形で命を落としてしまうとは・・・非常に残念です。
テン選手の冥福を心よりお祈りいたします。
大変申し訳ないのですが、実は私は
デニス・テン選手のことは、今回の事件まで、
あまり存じ上げておりませんでした。
日本では
引退した後でも日本人スケーターの多くが
メディアに取り上げられることもあり、
私も、ちょこちょこ見てはいたのですが、
このニュースを最初聞いた時は
「この方は誰だろう?」と思いました。
テン選手がメダルを取られたのが4年前。
また、テン選手は今年行われました平昌オリンピックでは
27位という結果だったので、
記憶には残っていなかったのだと思います。
おそらく今回のニュースを聞いた際、
私と同じように「この方は誰だろう?」と思った方は
少なくないのではないでしょうか?
事件が起きた当初は「なんで、カザフスタンで起きた、
この事件が、日本の多くのメディアで
取り上げられているんだろう?
日本の有名なスケート選手が
twitterなどでコメントを出しているからかな?」
と考えていたのですが・・・私の間違いでした。
①カザフスタンで、テン選手の市民祭が
行われ数千人が集まった。
②カザフスタンの文化省が「偉大なフィギア選手で我が国の
彼を愛し、尊敬していた」というコメントを出している。
(こちらのニュースより)
ということを考えると
テン選手は本当に英雄として考えられていた
と思いました。
日本の著名なスケート選手だけでなく、
世界中のスケート選手から次々とコメントを出されています。
(まとめサイトはこちら)
どれも温かいコメントばかり。
一緒に撮った写真を見れば
心優しい素晴らしい青年だったのかが、分かります。
今回、私は「テン選手の死」について考えながら
X-Japanのギタリストである
(あえて「ある」と現在形で言わせてください)、
hideさんの死を思い出しました。
彼が亡くなったのは1998年。
しかし、未だに彼のファンは多く存在し、今年の4月には
hide 20th memorial SUPER LIVE 「SPIRITS」というイベントも
開催されています。彼も、一流のアーティストとしてだけでなく
人としても素晴らしかったことで有名です。
テン選手も、カザフスタンで
hideさんのようなに、存在になるのではないでしょうか?
カザフスタンで
「テン選手に憧れて、スケートを始めました」
「テン選手のような立派な選手になりたい」という
フィギアスケートの選手が増え、
いずれはテン選手が叶えられなかった
「オリンピックでの金メダル」を取ってもらいたいですね。
「偉大な人ほど、身体は死んでも、影響力は生き続ける」
といったような言葉をどこかで読んだ記憶があります
(すみません、調べてみたのですが、誰が言ったのか
見つかりませんでした)。そのため、
テン選手の影響力は、これからも生き続けると思います。