Yahoo news を見ていたら・・・
という記事がでていました。
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【記事の最初の部分を抜粋】
文部科学省の私立大学支援事業を巡る汚職事件で、前局長佐野太容疑者(58)の息子が不正合格したとされる東京医科大学の同窓会が過去に、合否判定で優遇を求める受験者のリストを作成し、同大に提出していたことが関係者の話でわかった。
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どうやら、東京医科大は、不正入試を
繰り返し行っていたみたいですね・・・非常に残念なお話です。
何よりも聞きたいのは
こういった不正入試で入った学生が
大学に入ってからどうなったのか?
現在はどうしているのか?
一人前の医者として働いているのか?
というところですね。仮に、入試で正当に評価され
合格して大学に入った学生と同じように、
何事もなく医者になれたのであれば
東京医科大の入試は入試の意味をなしていない
ということになります。私がジャーナリストでしたら、
ここまでツッコんだ取材をすると思います。
まず、取材をするのは東京医科大の
IR(Institutional Research)ですかね。
大学で言うIRとは
①教育研究・経営・財務情報など大学の
諸活動に関する情報収集・蓄積
②特に学生の学習成果など教育機能についての調査分析
③大学経営の基礎となる情報の分析
という業務をこなす組織です
(詳しい説明は東洋大のこちらのサイトから)。
IRでは、学生の
①入試の結果
②在学中の成績
③卒業後の進路(追跡調査)
という、ことも扱うことがあるみたいです。
そして、なんと
東京医科大にもIRは設置されているみたいです!!
(詳しくはこちらのサイトをご覧ください)
また上記のウェブサイトには以下のことが書かれていました。
(1)と(3)を踏まえると、
①不正入試をした学生が誰なのか?
②その学生はどのような成績だったのか?
③その学生は卒業後どうなったのか?
というのが簡単に調べられると思います。
もし、仮に不正で入った学生が
優秀な成績で、現在も医者として活躍しているのであれば
「東京医科大の入試は、何も測れていない」ということになります。
逆に言えば、
正規のルートで合格した学生の中には
医者としての能力や素質を持っていない学生もいる
ということです。こういう人たちに
私たちの命を預けていると考えると・・・恐ろしい。
ジャーナリストの皆さん、
もし良かったら東京医科大のIRをぜひ調べてみてください m(_ _)m
それにしても、今回の事件で「病院の見方」が変わりましたね。
今まで、病院に行く際は「近くで良心的な病院」を
まず第一条件に探していましたが、
これからは「どこの大学で学位を取ったのか?」というところまで
チェックしてしまいそうです。
このように考える人は、私以外にも出てくるでしょう。
そうなると、やはり一番かわいそうなのは
風評被害(?)にあう、実力もあり、ちゃんと医者として
真面目に頑張ってきた東京医科大卒のお医者さんたち
です。私がジャーナリストでしたら
①東京医科大のIRを調査。
②不正に入った学生は途中で挫折、
立派な医者にはなれていないことを証明。
③逆に正規のルートで入った学生は
立派な医者として活躍している。
といった記事を作成したいと考えますね。
キレイごとで、非現実的かもしれませんが、
今回の事件の出口がこうなることを祈っています。