どうも〜。藤井です。

いや〜、熱いですね〜。ここ数日は気温が

30度を超え、昼間は外にいるだけで

汗が出てくるといった日々となっていますね。

熱中症対策が本格的に必要になってくる時期だと思います。

そして、熱いと言えばワールドカップ。

日本は、無事決勝トーナメント進出となったのですが

リーグ戦最後のポーランド戦は、物議を醸す試合となり、

現在話題となっていますね。ご存知でない方は

日刊スポーツの2つの記事をご紹介しておきますね。

記事1   記事2

 

最後の最後で攻める気を全く見せず、パス回しをし

観客からはブーイングを受けたことに対して

いろいろと言われているのですが、私は

 

西野監督の采配は、全く問題ない。

そういう考えは全然アリ

 

と考えています。これは、最初から

ルールとして提示されていたものであり、

何も間違ったことではないと思います。

これが「相手チームのエースに怪我をさせろ」

「ファールなどで試合が止まった時に

相手のエースに思いっきりタックルしろ

(はて?どこかで聞いたことのあるような?(笑))」

といった反則を促すような指示が出ていたのであれば、

それは文句を言われて当然だと思いますが、

そうではないのですから、

これは全く問題ないでしょう。

 

もしこれがダメだというのであれば、

何がダメなのでしょうか?

「最後まで全力で行かなかったこと」

「試合を見に来たファンやスポンサーに

対する配慮が欠けていたこと」

がいけなかったのでしょうか?

 

もしそれが理由なのであれば、

例えばリーグ戦の最初の2戦で、

決勝トーナメント行きを決めたチームが

選手の体調や怪我を考慮して、

次の試合でベストメンバーで戦わないこと

(いわゆる「消化試合」)は、

ダメということでしょうか?

消化試合は「最初から全力で行かない事を決めている」

のですから個人的にはこちらの方がもっと酷いと思います。

 

こういうことを未然に防ぐため

Jリーグでは「ベストメンバー規定」というものがあります。

「ファンやスポンサーへの配慮」だけでなく

「八百長や無気力試合の防止」といったことも含めて

この規定があるみたいですが、

他国のリーグでもあるのか・・・と調べてみると

どうもなさそうです。むしろ、ヨーロッパの方ですと

チャンピオンズリーグと国内リーグが重なる時は、

選手の疲労の関係もあるでしょうから、

「主力の温存」ということは

多かれ少なかれやっていると思います。

これは叩かれないのでしょうか?

 

もっとも「日本はワールドカップでは

チャレンジャーという立場なのだから

最後まで積極的に戦ってもらいたかった」という意見は、

ごもっともだと思います。

しかし「世の中そんなきれいごとだけでは、

上手くいかない」

というのも事実です。

スポーツの世界は、結果が全て・・・とは

私は言いたくないですが、

結果が占める割合がとてつもなく大きいとは思います。

国によってはサッカーの試合の勝敗に

選手の命がかかってしまうところだってあります。

(今回も日本戦でハンドを犯したコロンビアの選手に

殺害予告があったそうです。

過去には殺されたなんてこともありました)

 

また、先ほど紹介したこちらの記事には

 

>テレビで見た子どもたちは

>「試合は最後まであきらめず、最後まで走ろう」

>と思うはずだ。そんな子どもが、

>この日の試合を見たらどう思うだろう。

>私には「ルールに合った立派な戦術だ」と

>言いきれる自信はない。

 

と書いてあるのですが、私はむしろ逆の発想です。

私なら、

 

これがプロのサッカーの世界。

きれいごとだけでは済まない部分がたくさんある。

今回のこともそうだけど、試合中に審判に見えないところで

相手の服を引っ張ったり、ファールをもらいにいったり、

ファールをされたふりをしてわざと転んだりするのは、

日常茶飯事。ズルいと思うかもしれないけど、

彼らも生活がかかっているからね。

それがプロのサッカーの世界だと思うよ。

 

と言うと思います。当然、「体育の授業」や

「ジュニアのスポーツクラブでの活動」など

「子育ての一環」としてスポーツをさせる場合は

「こういうズル賢さを教えるのはどうかな?」

と思うところではあります。

しかし、プロの世界は別。

そこを分けて考えるように教育するということも

重要なのではないでしょうか?

もし、道徳教育のために子どもたちに

プロのサッカーの試合を視聴をさせるのであれば、

それは今すぐやめさせた方がいいでしょう。

 

また、別の切り口から。ワールドカップでは

「リーグ敗退」と「決勝トーナメント進出」ですと、

支払われる賞金が約4億4000万円違うことを

ご存知でしたか?(こちらの記事を参照

 

単純計算ですが、代表チームの23名の選手と

監督やコーチ等合わせて50名と考えると、

 

4億4000万円÷50=880万円

 

なので、あの15分程度で880万円の

収入が得られたことになります。

もっとも、何億円と稼いでいる選手には

大した額ではないかもしれませんが、

選手が得られたのは880万円だけではありません。

ワールドカップは

「世界のクラブへのアピールの場」でもあるので、

1試合増えるだけで、「自分の評価をあげ、

更なるキャリアアップにつなげるチャンス」も出てきます。

実際、大活躍中の柴崎選手に関しては

もうすでにいろいろな報道がされていますね。

 

また、テレビなどの報道局としては

深夜でもかなりの高視聴率が取れているため、

1試合日本戦が増えるというのは、

ありがたいことなのではないでしょうか?

 

【まとめ】

今回の日本対ポーランド戦に関して

「試合最後の10分」というところだけを見て考えると

「あの戦い方はないな〜」と

思うところはあるかもしれませんが、

「リーグ戦突破」という目先のものだけでなく

「賞金の増額」「選手のキャリアアップのチャンス」

「報道局の利益増加」などあらゆる視野から考えると

西野監督の判断は全く問題ないものだったと思います。

 

こんなことを言うと、私も叩かれるかもしれませんね(笑)

覚悟しておきます。