先日から話題になっておりました、

タイで起きた少年ら13人が洞窟で遭難した事件について。

全員が無事救出され、命に別状なしというニュースが

飛び込みました。

 

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【簡単なニュースの概要】

タイ北部の洞窟で遭難した少年ら13人は、

遭難から18日目の10日夜、

海軍などのダイバーによって全員が救出されました。

13人は体力の回復を図るため

しばらく入院することにしていますが、

命に別状はなく、救出活動の責任者は

「世界でも初めてといえる作戦を成し遂げた」と喜びを語りました。

NHKより)

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みなさん無事で本当に良かったです。
しかし・・・私は忘れてはならないのが
 
遭難者の救出のために救助隊に参加していた
元タイ海軍のダイバーのサマン・グナンさん(38)が
今回のミッションで亡くなってしまったこと
 
です。(BBCより)
おそらく、今回の救出ミッションも
グナンさんが亡くなった後に、何度も見直しがされたはずです。
グナンさんの犠牲があったからこそ、
今回のミッションが成功したという部分もあるでしょう。
報道番組を見ていると、どの番組も
「助かってよかった。これで安心」とだけ伝えられますが
グナンさんのことも一言添えて
いただきたいと個人的には思いますね。
 
また、今回、救出された少年ら13人も
いずれグナンさんのことは、知ることになるでしょう
(おそらく精神的負担を軽減するため今の段階では
伝えられていない気がします・・・)。
グナンさんのことを知った際、
「自分たちを救出するために命を落としてしまったダイバーのこと」
「洞窟で経験した恐怖体験(PTSD)」など、
今後はメンタルのケアが非常に重要になってきます。
また、「こんな苦しい思いをさせやがって・・・
そもそも誰が最初に洞窟に入ろうなんて言い出したんだ!」
といった責任問題とかも出るかもしれませんね。
年齢も低いだけに心配です・・・。
 
こう考えますと、
 
この事故は、まだ終わっていないでしょう。
 
似たような事件として、
2010年にチリで起きた「鉱山落盤事故」では、
8年経った今でも、いろいろなことが起きているそうです。
(どこまで信憑性はあるかは別ですが、NAVERまとめより)
あれは、鉱山会社による「人災」ともいえるので
今回とはケースが違うかもしれませんが・・・
いずれにせよ、今後も救出された13人の少年らには
十分なケアが求められると思います。