しかし、これは大なり小なり我々が日常茶飯事、

経験していることだと思います。

学校(部活、サークルなども含め)、

バイト先、仕事場などで

「あの人とは分かり合えない」

「なんでそんな態度になるの?」

「本当に常識がない」と思われることは、みなさんも

しょっちゅう経験されているのではないでしょうか?

このような「不条理な出来事」を集めスカッとジャパン

というバラエティー番組が毎週1時間放送でき、

さらに時々2時間以上のスペシャルまでできてしまうほど

日本社会だけでも「不条理な出来事」で

溢れかえっています。

 

「スカッとジャパン」では、

常識のない“悪者”が最後に成敗されるという

結末が多いのですが、

世の中はそう上手くはいかないでしょう。

「憎まれっ子世にはばかる」ということわざがあるぐらい、

「なんであんな人が私たちの上司なの?」

「なんであんな人が私たちの先生なの?」と思われることは

かなり頻繁にあると思います。

ちなみに、私も様々な場所で

アルバイトや教育の仕事をしてきましたが、

1つの場所に必ず1人はこの

「憎まれっ子世にはばかる」タイプがいましたね。

更に厄介なのは、「妬み」や「嫉妬」から来る

こちらは何もしていないのに

喧嘩を売ってくるタイプです。

例えば「他人が成果を上げるのが気に入らない」

「自分以外が上司に気に入られるのが気に入らない」

といった理由だけで、相手の意見を頭ごなしに

NOというタイプなどですね。

このタイプもどこにでもいる気がします。

このように、自分は何もしないでも、

嫌な思いをしたり、敵ができてしまったりする・・・

残念ながら世の中はそういうものなのだと思います。

 

じゃあ、我々はどうするべきなのか?

それは先ほども言いましたが、こういう「不条理」は

絶対にどこにいってもあるということを理解した上で

 

こういう人たちには極力関わらないようにする。

そして、自分の身は自分で守る

 

というのが重要だと思います。

そして、教育者としましては、

 

不条理なことがあっても、自分に

火の粉が降りかかってくるリスクを考慮し、

ある程度のことなら我慢でき、

冷静さを失わないでいられるような

忍耐力を養える教育

 

を行うのが重要だと思いますね。

しかし、こんな教育は

どうしたらできるのでしょう・・・(苦笑)。

ディベートなどを通じて、自分の意見が否定される経験を

たくさん積むというのは1つだと思いますが・・・

教室だけでは、なかなか養えるものではないでしょうね。

やはり、教室外でのサポートというものも

教員の仕事になってくる気がします。

今後は、人工知能やオンライン授業の発展に伴い、

教室での授業がどんどん減少していくでしょう。

AIやオンライン授業では養うことが難しい

「人と人との関わり、人間関係の問題、

人間関係の構築をいかに行っていくのか?」と

いった授業が今後は更に必要となってくると思います。

そして、教室外での教員のサポート。

これも重要になってくる・・・そんな気がしています。