最近は、座間市の殺人事件のニュースが
世間を騒がせています。
白石隆治容疑者(27)が逮捕されたという事件です。
犯行期間は2ヵ月。最初の被害者は知人のカップルで
(最初は女性の方で、その後男性の方から安否を聞かれ
警察に疑われると思い殺害したそうです)
その後は、ツイッターや自殺サイトを通じて
知り合った方々だったとか。
また「性的暴行」や「金銭」も
目的だったみたいだったですね。
しかし「金銭」に関しましては
500円しか奪わなかったケースもあったみたいなので
おそらく「性的暴行」と「殺人」で得られる快楽が
目的で犯行を繰り返したのでしょう。
なんとも恐ろしい事件です・・・
こういう事件が起こる度に本当に思うのは
世の中には、世間一般でいう「常識」が通じない
人が一定数いる。ポイントは「どうしたら
そういった人たちがいなくなるのか?」ではなく
こういう人たちがいることを前提に
「どうしたら、そういう人たちから
自分の身を守れるのか?」を考えること
だと思います。以前も「東名高速死亡事故」について
書かせていただいた時にも述べたのですが、
残念ながら、この世には「猟奇殺人」といった我々が
全く理解できない行動をとる人たち
(俗にいうサイコパス)が
そして彼らを完全に「排除」することは不可能でしょう。
(おそらく「政策が合わないにも関わらず
希望の党から公認を得ようとした民進党議員」を排除するより
はるかに難しいでしょう)。どんなに怪しい行動をとっていても
何か犯罪などを起こさない限り
(またその証拠を掴まない限り)
その人を取り締まることができないのが今の日本社会です。
日本が独裁国家となり「こいつは怪しい。捕まえろ」
ということができるようにならない限り
この形は変わらないでしょう。
更にサイコパスは見分けるのが難しく、
ごく普通の人たちに見えるという話もよく耳にします。
つまり「自分の隣人がそういう人かもしれない・・・」
「電車で隣に座った人がそういう人かもしれない・・・」
「自分のクラスメイトや
そういう人なのかもしれない・・・」
ということです(実際、今回逮捕された白石容疑者も
前科があったとはいえ、そこまで目立った
行動はしていなかったと聞いています)。
そのため、
我々の身の回りには危険な人たちがいて
いつ犯罪に巻き込まれてもおかしくない
といった危機感を常にある程度は持っておくことが
重要なのだと思います。
私の授業では、facebookやtwitter 繋がりから
毎年1度はSNSの危険性について学生さんに
お話しをしています。
どの授業でもSNSのアカウントを最低1つは持っている
学生さんがほとんどなので、
話す価値はあるものだと思っているのですが
今後は、この座間市の事件なども例としてとりあげ
「自分たちの使っているSNSは、犯罪者や
サイコパスと繋がるリスクも十分にある」ということを
伝えていきたいですね。
大学側も訓練としても、「学生に怪しいメールを送って、
ちゃんと犯罪に巻き込まれないように対処できるか?」といった
ものを抜き打ちでやればいいのに・・・と思いますが、
そういうのはできないんですかね?
また、多くの学生は、本名でtwitterを使っていたりするので、
大学側で「学生SNSチェック部隊」みたいなものを発足して、
「怪しいアカウントからtwitterに連絡を入れ
ある程度仲良くなったところで”今度会いませんか?”
みたいな連絡を入れ、学生がちゃんと対処できるか?」
といった訓練を実施すればいいのに・・・と思ってしまいます。
こういう実践に基づいた訓練は、教室で学ぶものより
よっぽど勉強になると思うんだけどな~・・・