先週末、渋谷で行われたハロウィンで一部が暴徒化したと話題となっています。

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ハロウィーン前の週末となった27日夜から28日朝にかけて、東京都渋谷区の繁華街は仮装した若者らで混雑し、一時騒然となった。軽トラックが横転させられたほか、痴漢などの疑いで5人が逮捕された。

(中略)

ハロウィーンはそもそも古代ケルト人の悪霊退散の儀式かつ収穫祭だった。魔よけと収穫を祝うという面が発展し、米国ではお化けに扮した子供がお菓子をもらうイベントに。それが日本では仮装した大人が暴れる乱痴気騒ぎと化してしまった。

(中略)

「ハロウィーンのバカ騒ぎは年々むごくなっている。警察との小競り合いじゃなく、一般人の車を破壊するというのはやりすぎ。今後、近隣の商店の破壊や、暴動になりかねない。警察は見せしめにすべく、車の破壊犯を逮捕しさらしあげ、来年のハロウィーンは警察が徹底的に交差点を規制するでしょう」と同関係者は指摘している。            (東スポWebより)
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非常に残念ですね。「ケルト人の悪霊退散の儀式かつ収穫感謝際が
日本では、仮装した大人が暴れる乱痴気騒ぎと化した」という一文が
私としては非常に印象的です。
こうなりますと、日本のハロウィンも見直しということになるでしょう。

 

ハロウィンは日本の経済を潤すイベントとして
素晴らしいものだと個人的には思っています。
みんなのお金ドットコム」によりますと

 

2018年のハロウィンでの経済効果(予想)は、約1,240億円。

 

一般社団法人日本記念日協会(そんなのあるんだ(笑))によりますと

 

2018年のバレンタインの経済効果が約1,300億円

 

なので日本にとっても「みんながお金を使う」一大イベントです。
好景気(=お金のめぐりが良い)を生み出すためには、みんながお金を使うのが必須。
しかし、「万が一」を考える傾向の強い日本人は
どうしても財布のひもが固い印象があります。
そのため、こういうイベントでお金をたくさん使ってもらうのは
日本経済にとっても良いと思うのですが・・・
今回のように、一部のマナー違反の人たちにより
ハロウィンの自粛ムードなどが広がるかもしれないというのは
非常に残念なことですね。

 

しかし、なぜこのような暴徒が起きたのか?

 

一部の意見では「集団心理」が原因の一つだったと言われていますね。

 

お酒も入っていたため、ただでなくても善悪の判断がつかなくなっていた状態。
そんな中で、集団心理が働いたのでは・・・という見方があります。
「最初はいたずら程度の悪さだったのが、どんどん大きくなっていって、
歯止めがかからなくなってしまった」といったところでしょう。

 

しかし、それだけではないのでは・・・
個人的には

 

日本の「ヒーローに対して嫉妬する文化」と言いますか
「正しいことをする人を馬鹿にする文化」の影響もあると考えています。

 

例えば、

 

(1) 英語の授業で、発音の練習をする際、英語発音に寄せると
「何あいつ調子に乗ってんの?」と言われる
(2) テスト勉強をしていることを隠す
(3) テストで良い点数を取っても、その事実を隠す
(4) いじめを止めようとすると「何あいつカッコつけてんの?」と言われる

 

といったよく分からない考え方があります。
今回の場合も、暴徒を止めようとしたならば周りから
「何あいつ調子乗ってんの?」と言われたかもしれません。
そのため「勇気を振り絞って正しいことをしたのに文句を言われるなら、
見て見ぬふりをしたほうがいい」と考えるのも納得できます。
そしてこれが日本という国なのかな~と思います。

 

いずれにせよ、今回の事件がプラスに働くことはないでしょう。
ハロウィンの縮小だけでなく、海外メディアにも取り上げられ、
日本の評価が下がることも予想されます。
もうすでにJapan Today では、この事件について英語で報じていますので
海外メディアが報道するのは時間の問題かと・・・
「日本のハロウィンは、仮装大会というより無秩序なサファリパーク」
みたいなニュースが外国で報道されてもおかしくないですね。
一部のマナーを守らない人たちによって、日本の評価を下げる。
非常に残念です。ん?

 

もしかすると、こういう「日本の恥さらし」は
日本を陥れようと考える反日団体による一つの活動なのかも!!

 

できたらそう信じたいですね。
私は「日本人として誇りを持って生きたい」と考えているので。

 

【クレジット】写真:ぱくたそ(www.pakutaso.com)  モデル:大川竜弥