教えて!みなさんの子育て

Vol.01
子供の興味に真剣に向き合う!
会話から生まれる親子の絆
荒木さん親子(Mikuさん/中学1年生)の場合
今回は、荒木家の子育てと娘さんのMikuさんについてご紹介いたします。
Mikuさんは、中学1年生。小学生の時に新聞社主催の絵画展で入選した経験もあるということで・・・実は、Mikuさんには、こちらのホームページで学べる「英語徹底トレーニング」の教材の挿絵を描いていただいております! しかも、無償で(泣)
さすがに申し訳ないので、私が「せめて道具代はこちらが負担します」とMikuさんに申し出たところ「大丈夫です!お金はいらないので、お手伝いさせてください」と言われてしまいました。もう感動しかないです(T _ T)
勉強もでき、心優しいMikuさんは、どのように育ったのか?そんなお話を親御さんに伺いました。

学校帰りに、通学路に落ちているゴミを自主的に回収!

Mikuさんの簡単な紹介をお願いいたします
いつも机に向かって何かを創作している中学1年女子です。
イラスト、クレイアート、折り紙、工作、童話、小説などを作ることが気晴らしのようです。
思えば幼児の頃から創造性が豊かな子でした。
創作中の集中力は凄くて、ずっと没頭しています。
性格は、基本は、穏やか・のんびり・恥ずかしがり屋さんです。
一方で、正義感や倫理観が強く、地球温暖化、環境汚染などを本気で心配しています。
今日のエピソードですが、学校帰りに、通学路に落ちているゴミを、自主的に回収してきて、びっくりしました。
ゴミを拾ってきたのですか???!!!すごい・・・拾おうと思っても、拾うのには勇気がいりますからね。
まだ中1なのに、それができるのは本当に立派だと思います!
大人になっても地球温暖化や環境汚染といった世界が直面している問題に無頓着な人たちはたくさんいますし・・・道にゴミを捨てるのは、子供だけでなく大人もいるでしょう。
それを考えると非常に残念です。
Mikuさんみたいな大人の方が増えれば、世の中は変わっていくのでしょうね。
何か習いごとはしていますか?
保育園・小学生の頃は、水泳、スカッシュ、スキー、体操、自然体験クラブ、算盤、学習塾、ピアノ、絵画・アートなどを習っていました。
小学校主体のブラスバンドでも長く活動していました。
パートはユーフォニアムで、大ホールでの演奏会などで頑張っていました。
児童クラブ主体の子ども会にも何年か入って活動していました。
中学生になってからは、学習塾と部活(バドミントン部)だけです。
おおおお!いろいろなことをされてきているのですね!
スポーツ、音楽、絵画など幅広く経験されている。素晴らしいです!
Mikuさんが描いてくださった絵を見ていていつも感じるのは、想像力の豊かさ。
おそらく、この想像力は、こういった様々な経験からきているのでしょう。多才ですね~。
何か資格などはお持ちですか?
たいした資格はありませんが、北国なのでスキーのジュニア1級と大人3級は取得しました。
あとは、暗算2級、珠算3級、英検5級など、ごくごく平凡な子供だと思いますが、勉強は得意だと言っています。
なんと!!!全然平凡じゃないですよ!(笑)
スキーの資格!!ジュニア1級ですと・・・パラレルターン大回り(中・急斜面)、パラレルターン小回り(中・急斜面)、フリー滑走(中級コース)ができるということですか・・・また、大人3級ですとパラレルとシュテムターンができるということ。すごいな・・・。
藤井家の子供たちもそろそろスキーデビューを考えているのでぜひとも教えてもらいたいです(笑)
また、勉強は得意な方だということですが・・・もしよろしければ・・・具体的な成績とか教えていただけないですか?

自主性を重んじる。カギは親子の時間!

たくや式のお陰で、中1の学年末の定期試験は5教科1位、夏の学力コンクールでは都道府県内ランキング4位と頑張りました。
マジか!!!5教科学年1位!!
しかも、夏の学力コンクールは都道府県内ランキング4位!!!
これは、想像以上です・・・更に、「たくや式のお陰で」と仰っていただけて、大変恐縮です m(_ _)m 
しかし、まさに文武両道ですね~。
どうしたらそのようなお子さんに育つのですか?
何か特別なことをしているとしか考えられないです!
毎日の生活について教えていただけますか?
朝昼晩の食事や生活リズムは整えるようにしています。睡眠時間はなるべく長く。
低学年の頃は九時就寝、現在は塾もあるので10時半就寝を目標にしています。
興味を持ったものはなるべく叶えるようにしていました。
生き物が大好きで、自然が多い土地柄を生かして、虫や生き物を自力で捕まえて育てていました。
バッタ、ヤゴ、カエル、サワガニ、ニホンカナヘビ、トカゲ、ドジョウ、アゲハ蝶、ダンゴ虫、ワラジムシ、ミミズ、カブトムシ、クワガタなど。
あと、カエルの飼育のため、ウジ虫を釣具店で買ってハエに孵化させて与えていました。
オタマジャクシからカエルの飼育は大変でしたね。
生き物への興味は尽きないので、現在は、ヒョウモントカゲモドキ2匹と観葉植物を自分で育てています。
今年は学年1位になったご褒美に、本人の第一希望でインコを飼う予定です。
テレビは、あまり見ないかもしれません。
おさるのジョージは一番のお気に入りで、中学生になっても見ていますね。
ゲームは全くしなかったです。
ちなみに、スマホも高校までは買わないことで本人と話し合っています。
スマホは便利な反面、時間泥棒ですよね。
親も最近はデジタルデトックス中ですが、子供にはエンデの名作「モモ」を教訓に、時間の大切さに気づいてもらえるよう関わっています。
勉強時間は、自主的に決めてやっています。
運動は、親子で毎日寝る前にストレッチや筋トレをしています。
勉強の場所はリビングに勉強机を置いています。
漫画も含めてですが、毎日、自主的に必ず読書しています。
本はとにかく買ったり借りたりして切らさないようにしていました。習慣ですね。
母親が変則勤務でいないことが多いので、父親とは食事時間や塾の送迎時間などで会話は多いと思います。
学校や塾の友達の笑い話は、親としても聞いていて楽しいです。
好きなことにとことん全集中するタイプの子供でしたので、自主的に創作したものを見せてくれるのが、親として幸せな瞬間でしたね。
親サイドの反省として、子供が考えて出した答えに同意できることもあれば、諭してしまうこともあります。
親はどうしても説教くさい話や教訓めいた話をしたがる生き物ですね。なってみてわかりました(笑)
ウザがられながらも、反抗期が来る前に伝えるべきことは伝えてしまおう作戦です。
なるほど~。理想的な生活といった印象がありますね。
「子供を早く寝かせる」「子供が興味を持ったことはなるべく叶える」といった、ある意味当たり前に聞こえるかもしれないことが実はとても難しいんですよね(泣)
また、デジタルデトックス(笑)これは良いですね。
おっしゃる通りスマホやタブレットは貴重な時間を奪ってしまいますから、使い方はホント要注意だと思います。
その代わりに、親子での時間を大切にしているのが素晴らしい!
親子との会話は非常に重要!そのような研究も進んでいますからね。
以下のような論文もよく目にします。
● 住まいの中での親子の会話に関する研究(吉本健太郎・山本善積)
● 親子で過ごす時間が子どもの言語理解と関連脳猟奇に影響~脳形態イメージングにより解明~(東北大学加齢医学研究所)
一緒にストレッチや筋トレをしたり、食事や塾の送迎時間に会話をしたり、こういう会話がMikuさんに安心を与えているのでしょう。
また、Mikuさんは、生き物が好きで優しい性格なので、もしかすると「これらの生き物の住処が人間の勝手な行動によって破壊されている・・・それはどうにかしないといけない」という考えから、環境問題に興味を持ったのかな~と思いました。

様々な教材があるが、一番高額な教育費は旅行費用!

いや~、興味深い話ばかりですね~。
それでは、次に学習に使われている教材などあれば教えていただけないでしょうか?
また、オススメの教材や、その教材の使い方などあればぜひお願いいたします。
小学校時代にお世話になったものでよかった教材は、以下の通りです。
【算数】算数ラボサイパー、パズル系玩具
【国語】読書三昧、サイパーはなまるリトル
【理科】野外体験、昆虫採集、ペット、図鑑、スタディサプリ
【社会】歴史漫画、Eテレ
【英語】たくや式(長文もおススメ!)
【5教科】スマイルゼミ
教材選びには、あっぷーさんの「すたろぐ」というサイトが大変参考になりました。
たくや式に出会えたのも、あっぷーさんのサイトがきっかけです(多謝)。
なるほど~。いろいろと教材を使われているのですね。
しかし、それだけいい教材をご存知なのであれば、いろいろな教材を試されたのではないですか?
私の場合、親が良いと思っても子供に合わない教材がものすごく多かったです(泣)
そういえば、先日、子どもを4人全員東大の理IIIに入れた
佐藤亮子さんの記事で「参考書を買うときも、いい参考書が10冊あったら、とりあえず10冊買う。そのうち1冊しか使わなかったとしても、『10冊あったから優れた1冊を選べた』と思うようにしていた」と仰っていましたが、ホント教材は合う・合わないがあると思いますね。荒木さんの努力がすごく感じられます。
また、「すたろぐ」さんは、たくや式を高く評価してくださっていて本当にありがたいですm(_ _)m
最近は、荒木家のような素敵な家族との出会いも増えてきているので、すごいラッキーだなと思います。
最後に記事を読んでくださっている親御さんやご家族にちょっとしたお話、アドバイス等あればお願いします。
振り返ると、教育費で一番高額だったのは旅行費用ですね。
2歳下の長男が低学年の頃に「宇宙」にハマっていたので、旅行先に種子島宇宙センター、筑波宇宙センター、ケネディ宇宙センターを選んで家族旅行したのは、コロナ禍の現在では素晴らしい経験だったと思います。
フロリダでは、イーロン・マスクのスペースX、ジェフ・ベゾスのブルーオリジンの巨大施設などを目の当たりにして、民間宇宙産業の日の出を体感できました。
たぶん、子供たちはディズニーワールドリゾートしか覚えていないと思いますが。
ちなみに、英語は全く上達していません( ´∀` )
すごい!スペースXと、ブルーオリジンの巨大施設に行ったのですか?!
スペースXが現在開発中の「逆噴射してロケットを地球に着陸させる技術」は、本当にすごいな~と思いますね。
着地しても炎上してしまうといったトラブルもあり、まだまだ発展途上ではあると思いますが、近い将来必ず実現されるでしょうね。
● テレ東ニュース YouTube 動画
しかし、教育費で一番高額なのが「旅行費用」というのは意外な答えでした。
しかし、お子さんの興味に真剣に向き合えば、それも納得だと思います。
うちの子供たちは、ある時期、乗馬に興味を持っていたので、近くの牧場や乗馬クラブを探しては乗馬に行っていましたが、決して安くはなかったですね(泣)
しかし、そう考えますと、教育費で一番高いのは「旅行費用」というのも納得です!なるほどな~。
大変勉強になりました。
荒木さん、子育てのヒントをたくさんお教えくださりありがとうございました!
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m